すっかり寒くなり、イルミネーションが冬の夜をきらびやかに彩る季節になりました。年末年始どこかに行きたいなぁなんて思いますが、さすがに年越しライブは事前にチケットが必要なうえに、今からでは入手困難。どこか穴場的なスポットはないものか? クルマがあれば遠出だってできるのに......。そこで今回は、ビームス内でも大のドライブ好きとして知られるプレスの前田さん、そして「ビームス ボーイ」と〈マチュアリー〉のディレクターを務める須藤さんに、いますぐ行けるおすすめのドライブコースを聞いてきました。
中禅寺湖から流れ出した湖水が、高さ97mの断崖を一気に落下する日本三大名瀑のひとつ。自然が織りなす景観はすばらしく、爆音を挙げる様子はまさに圧巻そのもの。エレベーターで100m下の観爆台へ降りれば、その迫力は一段とパワーアップ。自然の驚異を身を持って体感したら、失いかけていたエネルギーを充電した気持ちになるはず。
「年中、どの時期に行っても絶景を拝めるパワースポットです。もちろん1人でも数人でもOK。いわゆる“ザ・観光地”ですが、ドライブならせっかくなのでゆっくり大人な観光を。東京からクルマで2時間半と少々長めですが、この滝を見れば疲れも吹っ飛びます」
住所:栃木県日光市中宮祠(Google map)
電話:0288-55-0030
www.pref.tochigi.lg.jp
宇都宮の中心地からクルマで約30分。石の里・大谷にある寺社「大谷寺」は洞窟に包まれるように建てられた非常にめずらしいお寺です。神秘的な本堂内には自然の岩壁に彫られた美しい磨崖仏が10体あり、そのすべてが国の特別史跡かつ重要文化財に指定されています。また、大谷寺の洞窟に見られる遺跡からは、縄文人が生活した跡があり、併設された宝物館では、大谷寺から発掘された1万年以上前と推定される人骨が展示されています。
そして、大谷観音から餃子へ。宇都宮餃子といえばいくつか有名店はありますが、地元の人が口をそろえて「餃子はここ!」と名前を挙げるのが、この「正嗣(まさし)」です。メニューはシンプルに餃子のみ。昭和40年に創業した老舗店で、王道はやはり焼餃子。キャベツ、ねぎ、生姜、ニラ、にんにく、そして国産豚肉をたっぷり使った餃子のタネ。皮のパリパリと、肉汁たっぷりの具のコンビネーションがたまりません。1人前6個入りで210円というコスパの高さも地元民に愛され続けている理由のひとつでしょう。
「この大谷(おおや)観音はとにかく大迫力。日本最古の石仏があって見応えも十分です。華厳の滝に続いてお寺と見て回った後は、ちょっと小腹が空くのでお土産に餃子でも。この正嗣の焼餃子はとにかく絶品。並びはありますが、持ち帰りなら比較的すぐ買えるので、イートインではなくテイクアウトがおすすめです」
大谷観音
住所:栃木県宇都宮市大谷町1198(Google map)
電話:028-652-0128
www.ooyaji.jp
正嗣 宮島町本店
住所:栃木県宇都宮市馬場通り4-3-1(Google map)
電話:028-622-7058
www.ucatv.ne.jp/ishop/masashi
約400軒弱といわれる益子焼窯元のうち、7割ほどの窯元の作品を展示販売している益子焼最大のショッピングギャラリー。ご覧の通り、全長10メートルほどの大狸が目印です。敷地内には6つの売店があり、手頃なものから有名作家の作品まで購入可能。また陶芸教室などもあり、手軽に作陶や絵付けの体験ができます。
「益子焼窯元共販センターでは、家のインテリア用に食器を買うことが多いですね。友人へのお土産としても喜ばれます。種類も豊富で、定期的にアイテムがアップデートされているので、毎回行く度に新しい発見があります。何より食器を買うのは大人の楽しみって感じがしていいじゃないですか(笑)」
住所:栃木県芳賀郡益子町益子706-2(Google map)
電話:0285-72-4444
www.mashikoyakikyouhan.jp
1998年に陶芸の町・益子にオープンした「スターネット」は、自然と調和した暮らしのあり方をいちはやく提案してきたショップ&カフェ。ていねいな手仕事でつくられた商品やオーガニック食材を使った料理は「スターネット」でしか出会えないものばかりです。
「カフェが隣接するスターネットは、食器から無農薬野菜、調味料まで、地場のさまざまな物が販売されている、まさにアンテナショップですね。ゆったりと流れる時間の中で、お店の中にあるものをひとつひとつ見ていると、益子の豊かな自然や、つくり手の方たちの想いが伝わってくるようです。ここで夜ご飯の食材を買いつつ、ゆっくりコーヒーを飲んでから東京に戻ります」
住所:栃木県芳賀郡益子町益子3278-1(Google map)
電話:0285-72-9661
www.starnet-bkds.com
前田太志(34)/ビームスプレス
1983年生まれ。埼玉県川口市在住。今年で勤続12年を迎える敏腕プレス。友人とのロングドライブのときも一切交代しないくらい運転が好きで、ここ最近クルマの中で聴いているBGMはもっぱら山下達郎のベスト。フェスや野外イベントなど、休日も外遊びに出かけるアクティビストで、料理の腕前はプロ級との噂。本当かどうかは「#前田食堂_」で検索。
@maeda_futoshi
らーめんや天金が開業したのは1952年(昭和27年)。旭川らーめんの元祖ともルーツとも言える、 北海道を代表するお店のひとつです。ラーメンの激戦区である旭川の地で鍛え抜かれた、スープに絡みやすい加水率の低い縮れ麺にトンコツをベースにしたコクのあるスープ。これぞ伝統的な「旭川らーめん」。
「まず旭川に着いたら、冷え切った体を温めるべくクルマを走らせて向かうのがこの天金。王道ですが、ノーマルの醤油らーめんが絶品です。余計なものはいりません(笑)」
住所:北海道旭川市4条通9丁目1704-31(Google map)
電話:0166-27-9525
www.tenkin-asahikawa.jp
富良野のラベンダーや旭山動物園と並ぶ旭川周辺を代表する観光名所。Appleの壁紙に採用されるなど世界的に有名で人気も高く、週末や連休には渋滞が発生するほど。青い理由は太陽光線の散乱によるもので、天候や時間帯の違いが大きく影響し、あまり青くない場合もあるとか。また、あまり知られていませんが、実は紅葉の「青い池」も絶景。台風シーズンも終わり、梅雨や秋雨が無い北海道では特におすすめ。
「私が訪れたときはまさかの曇で...。完璧な“青い池”ではありませんでしたが、それでも感動するくらい青かったのを覚えています。“やっぱり青い!”って思わず言っちゃいました(笑)。どこか神秘的でロマンチック。また来たいと思わせる不思議な場所です」
住所:北海道上川郡美瑛町白金(Google map)
電話:0166-94-3355
www.biei-hokkaido.jp
今年5月にリニューアルした道の駅びえい「白金ビルケ」内にできたショップ。前述の「青い池」からクルマの2分の場所にあります。高品質、高性能なウェアやグッズを中心に、美瑛の四季折々のアウトドア・スポーツスタイルを提案。 また、美瑛町近郊のフィールドにおけるアウトドアアクティビティのイベントや体験ツアーも行っています。
「正直なところ、東京のお店の方が品揃えは豊富かもしれませんが、広大な大自然の中に建てられたショップの内装や、そこにていねいに陳列されたアイテムを見るだけでも、何か特別なものを感じます。とにかく気持ちのいい場所で、青い池からも近いし、カフェも隣接しているのおすすめです」
住所:北海道上川郡美瑛町白金 ビルケの森 道の駅びえい「白金ビルケ」内(Google map)
電話:0166-73-5726
https://biei-info.jp
繁華街から少し離れた場所に位置する「馬場ホルモン」は、路地中にある昭和の佇まいが目印。実はこの店、メニューがありません。お店に入ると人数によってカウンターか奥の小上がりに通されて、座るとすぐに真っ赤かな炭の入った七輪とともに、いろんな部位がまぜこぜになったホルモンとサービスの玉ねぎが出てきます。ビールは瓶のみ。お酒や焼酎は飲んだ分だけの量り売り。地元の人なら一度は訪れたことがあるという、昔ながらの名店です。
「ネペンテスの清水代表のオススメとしてご紹介頂き、楽しみにしていたホルモン屋さん。もくもくと煙が上がっていたので、サー食べるぞ!と意気込んで入ったとたん、今日はもう終い!と言われてあえなく食べれず!またリベンジしたいお店NO.1です!」
住所:北海道旭川市7条通8丁目右4 姫小路1F(Google map)
電話:0166-23-0947
須藤由美(45)/ビームス ボーイ&マチュアリー ディレクター
1973年生まれ。大阪府出身。ビームス勤続20年を誇り、現在は世界を飛び回るビームス ボーイのバイヤー兼、昨年始動した新レーベル「マチュアリー」のディレクターを担当。爬虫類全般が好きで、自宅で亀の“ほしくん”を愛育中。趣味は映画鑑賞と家呑みで、毎年コースを変えて家族で行く北海道旅行が楽しみのひとつ。仕事半分、私事半分のインスタグラムも注目。
@sudo_yumi
12月20日(木)に開催されたイヤーエンドパーティ「Hi, Beams」。大いに盛り上がった1日の様子をレポートします。
ビームス内でも大のドライブ好きとして知られる敏腕男性プレス&女性ディレクターに聞いた、いますぐ行けるドライブコース。
ヴィンテージやオールドモデル好きな空間・プロダクトデザイナー、二俣公一さんが紐解く、新型Aクラスの機能性とデザイン性について。
鎌倉に住んで10年。ビームスのメンズカジュアル部門のディレクターを務める中田慎介さんが語る、新型Aクラスのある暮らしとは。
P.M.Kenさんと河村康輔さん。両アーティストがAクラスを題材にアートを作ると、いったいどんな作品が生まれるのか。
自身のバンド、ペトロールズの歌とギターを担当し、様々なアーティストのサポートやプロデュース業も行う神出鬼没の音楽家・長岡亮介さんのプレイリストトーク。
新型Aクラスにまつわる10の魅力。
ラジカセから流れてくるMCの声は、いつも一方通行だった。ハガキやFAXを送って、運が良ければこちらのリクエストに応えてくれたけど、基本的にはいつも誰かの好きな曲をジッと聴いているだけ。でも、「MBUX」はちがう。「ハイ、メルセデス」の一声で、音声入力に対応。運転中、プレイリストにあるお気に入りの曲をリクエストすれば、その曲をすぐに流してくれる。もちろん道案内や、空調などの車内環境にもバッチリ対応。ドライブをよりスムーズなものにしてくれる。
優れたデザインには、それに見合うくらいの使える機能が伴っていて欲しい。たとえば家にある椅子。かっこいいのは当たり前で、犬もぐっすり眠っちゃうくらいの快適性が欲しい。新しいAクラスはもちろんその両方を兼ね備えている。ブラックを基調に、アクセントとしてシルバーがあしらわれたインテリアは、クール&ラグジュアリーな装い。シートの座り心地もストレスフリーだし、従来に比べてスペースが広く感じるように設計されているので、快適性も申し分なしなのだ。
コートを颯爽と駆け巡り、貪欲にポイントを獲得したマイケル・ジョーダン。その手にボールが渡れば、誰も彼を止めることができなかった。バスケットボールのコートは決して大きくはない。だからこそ、全力のダッシュと機敏な動きが求めらる。新しいAクラスのエンジンは、より軽量になりながらも排気量を削減し、エンジン騒音も低減。またトランスミッションもシフトの作動が素早く、変速もスムーズ。つまり、ジョーダンに負けじと劣らないスポーティな走りが特徴なのだ。
自動運転技術は人々の安全にも向けられている。高速道路での渋滞の最後列に接近したときや、交差点では歩行者や車両の飛び出しに対して自動でブレーキをかけてくれて、なおかつ回避したあとにクルマが車線内に入るように運転をアシストする機能まである。万が一衝突したときに備えて屈強な設計になっていると同時に、大きな衝突音による耳への負担を減らすシステムも搭載。これらは歩行者や周りのクルマだけじゃなくて、自分自身をも守ってくれるということ。
クルマに乗ってどこへ行こう? 家族と小旅行、あるいは恋人と買い物などなど。クルマがあれば行動範囲が広がるが、いずれにせよ荷物は多くなる。そんなときはファッションにもアウトドアにも通用する、フィッシィシングベストのような万能で高い収納力が必要だ。でも大丈夫。新しいAクラスには、広く改善されたラゲッジルームが存在する。奥行きも幅もプラスされ、なんと29L分の増量に成功し、370L(※欧州参考値)もの容量を誇る。これなら仲間とのゴルフだって安心だ。
幼い頃、夢の中でいつもドライブをしていた。助手席には一緒に眠るぬいぐるみがいて、ラジオをかけたり、空調を調整してくれた。新しいAクラスに搭載された「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」も、そんなドライブの相棒役を務めてくれる。インパネ横のディスプレイは、スイッチやパッドではもちろん、スクリーンに直接タッチして操作することも可能。しかも、ユーザーの行動を学習し、行きたい場所、好みの曲の提案をしてくれる頼れるヤツなのだ。
自動お掃除ロボのルンバの誕生には多くの人々が驚いた。地雷探査機のノウハウを家庭に応用し、文字通り“自走”で掃除してくれる便利なロボ。自走といえば最近ではクルマだってオートマチックなシステムを持ち、ドライブのアシストをしてくれる。しかも、その機能はどんどん向上しているのだ。たとえば車線検知機能では、消えかかった不明瞭な車線も検知してくれたり、高速道路で渋滞にハマった場合は、前走車に合わせて自動で発進してくれる。まったく便利すぎる世の中だ。
暗闇のなかを運転していると、ピカッとリフレクターが光り、そこに何かがあることを知らせてくれる。だけど、新型Aクラスの場合は暗闇じゃなくても(もちろん暗闇でも)センサーでさまざまなものを感知し、ドライバーに知らせてくれる。たとえば道路の標識をフロントガラスに付属されているカメラで読み取って注意を促してくれたり、手ばなし運転を検知するとゆるやかに減速してくれたりなど。でも、くれぐれもセンサーに頼りすぎないように注意したいところだ。
90年代に夢中になって遊んだゲームボーイ。持ち歩けるゲーム機なんて、当時は画期的すぎた。でも、いまはどうだろう? ゲームボーイはもはや“レトロ”に分類され、家でも外でもみんなスマホをいじっている。いろんな技術やテクノロジーが街中にあふれているのだ。スクリーンをタッチしたり対話しながら操作する「MBUX」や、さまざまなオートマチックシステムを搭載した新型Aクラスは、ある意味では最新の装備をまとった新しいガジェットのようなものなのかもしれない。
女の子は美しいラインのデザインに弱い。きっと指輪を欲しがるのもそのせいだ。淀みなく流れるような流麗なデザインは、身につけていても気持ちよさを感じる。だから、Aクラスのエクステリアにもうっとりするにちがいない。風の流れを計算した角のないラインと、品があってスマートなルックス。それにダイナミックさと、どこかスポーティな要素も加わっている。優しさと力強さが調和したデザインには、きっと生粋のクルマ好きですら思わず感嘆の声をあげてしまうだろう。