「ビームス(BEAMS)」のメンズカジュアル部門のディレクターを務める中田慎介さんは鎌倉に住んで10年。そんな中田さんのとある1日に新型Aクラスと共に密着しました。「昔と比べるとメルセデスが身近になった気がします」とはご本人の言葉。中田さんの目に、新型Aクラスはどのように映ったのでしょうか?
豊かな自然と人々の穏やかな暮らしがバランスよく調和する鎌倉。都会の喧騒から離れ、ゆっくりと時間が進むこの場所で生活をしたいと考える人が増えてきているような気がします。「ビームス」のメンズカジュアル部門のディレクターを務める中田慎介さんもかつてはそのうちのひとりでした。というのも、すでにこの土地に住みはじめて10年になるからです。
「オンとオフの切り替えをはっきりとしたくて、結婚を決めたタイミングで妻と鎌倉に住むことに決めたんです。まずは由比ヶ浜で2年。そこでの生活が自分たちにフィットしたので、この家を買いました。鎌倉って四季を楽しむことが出来るコンテンツが沢山あるんですよ。歴史を感じる場所だし、海も山もあれば、食べ物もおいしい。それに住んでいる人たちも優しい人ばかりで、治安もいい。住む環境としては本当に最高なんです」
結婚後2人の子供に恵まれ、現在は鎌倉に建てた家に家族4人で暮らしています。そんな中田さんの1日は子供たちとのコミュニケーションからはじまります。
「毎朝子供たちを起こしてから、服を着させて学校や保育園まで送るのがぼくの役割ですね。夜に仕事から帰ってくる頃には子供たちはもう寝ているので、平日は朝くらいしかコミュニケーションを取れる時間がないんです」
朝ごはんを食べた後に歯を磨かせて、準備が整ったら娘のカレンちゃんをAクラスに乗って保育園まで送ります。車内で一緒に過ごす時間も中田さんにとっては大切なひとときになっているのだとか。
「出かける準備をしているとゆっくり話す時間がないので、やっぱりクルマだと落ち着いて話ができますよね。とくに週末はクルマに乗って家族全員で出かけることも多いんです。そうすると、車内でみんなが同じ目的に向かって、同じ話題で話ができる。実はクルマでの会話が、すごく重要なコミュニケーションの時間になっているんですよね」
カレンちゃんを保育園へ無事に送り届けた後は、そのままAクラスに乗って「ビームス」の本社がある原宿へ。
途中、江ノ島を一望できる七里ヶ浜のカフェ「Pacific DRIVE-IN」に寄ってモーニングコーヒーを購入。大事な仕事に向けて気持ちを切り替えます。
「子供を送ったあとは、一気に仕事モードになりますね。移動中は1日のスケジュールをチェックしたり、やらなければならないことを頭のなかで整理したりしてギアを入れます」
鎌倉を出発し、スムーズなハンドルさばきで順調に原宿へと進むAクラス。実際にこのクルマを運転してみて、中田さんはどんな感想を持ったのでしょうか?
「最高ですね。事故を防止したり、ドライブをアシストしてくれる機能がすごくて、すごい守られているなぁというのを感じます。あと、車内空間が広くて快適なのもうれしい。加速もすごくスムーズだし、本当にストレスがないですね」
中田さんがクルマに対して求める条件。それは「とにかくストレスがないこと」だそう。
「これはぼくの性格の話なんですが、すべての作業を円滑にスムーズに行いたいんです。それで100点を取りたい。だから壊れないのはもちろんですけど、軽快な走りで、なおかつその道中のサポートもしっかりしているクルマがいいんです」
「Hi,Mercedes」と声をかけることで、こちらのリクエストに応えてくれるAクラスの新しい機能「MBUX」。これについても中田さんは言及します。
「単純にワクワクしました。昔、『ナイトライダー』っていう特撮テレビドラマがあったんですよ。主人公は喋るクルマに乗っていて、いろいろ命令したりするんですけど、まさにそれが現実になった感じ。目的地を言葉で伝えると、ちゃんとそこまでのルートを示してくれたり、今日の日付とかも聞くとちゃんと答えてくれて。本当にすごいですね、夢のようなクルマですよ」
そして気になるのはやっぱりデザイン。長年ファッションに携わっている中田さんの目に、このAクラスはどのように映ったのか? 尋ねると、「憧れのメルセデスが身近になった感じがしますね」とのこと。
「昔はもっと重厚感があって、大人のクルマっていうイメージがありました。でもこのAクラスは流線形のデザインで、すごく若者ウケもしやすい設計になってますよね。そういう意味では憧れが近づいた感覚があります。昔のイメージからいい意味でだいぶ変化した気がしますね」鎌倉から走ること1時間弱。高速を降り、Aクラスは原宿へと近づいてきました。「ビームス」のメンズ部門の統括ディレクターとして忙しい1日が始まります。
「ぼくは『ビームス』レーベルのディレクションをメインに業務を行っています。ショップとしてどんなスタイルを打ち出していくかとか、各レーベルの別注企画の取りまとめをしたりとか、『ビームス』が向かうべき方向性の舵取りをするのが役目です」
中田さんが「ビームス」に入社したのは2000年のこと。学生の頃から「働くなら絶対にビームス」と決めていたそうです。
「ぼくが学生の頃からビームスはハッピーなファッションを提案していました。お店で働いているスタッフの人たちが、みんな楽しそうだったし、変にカッコつけているわけでもないのに自信に満ちあふれていて。それにすごく憧れていました。『とにかくビームスは正しい。ビームスがすべてだ』って、そう思うようになったんです」
そうして旗艦店である「ビームス プラス 原宿」のオープニングスタッフとして入社。「ビームス」ではなく、「ビームス プラス」に入れたことがよかったと中田さんは語ります。
「オープニングスタッフだったので、とにかくチャンスが多かったんです。アルバイトなのに展示会に連れてってもらえたりとか、自分の声が上司に届きやすかったというのもあるし、いろんな仕事に携われたのと、服についての知識も基礎からしっかりと教えてもらえました。それが自分にとっては大きかったですね。いまビームスの看板を背負えているのは、ここでの経験があったからこそ。やっぱり服やカルチャーの本質を知らないといけないし、そこだけは他のショップに負けたくない。やっぱりストーリーを持ってお客さまに提案をしないといけないので。学生時代に得た『ビームスは正しい』という哲学。いまはぼくたちがそれを伝える番なんです」
多忙な日々を送りながらも、週末はゆっくりと家族との時間を過ごす。オンとオフの切り替えがしっかりとした中田さんの生活は、理想の暮らしのひとつを描いているような気がします。
「仕事が終わって家に向かう瞬間からスイッチがオフになって、家族のことが頭のなかに浮かびます。今週どこへ行こうとか、週末の予定を考えていますね」
家にAクラスがあったらどんなことをしてみたいか尋ねてみると、「家族旅行にいきたいですね」とすぐ返答が。
「『MBUX』を使えば目的地周辺のスポットもすぐに案内してくれるし、ある程度行きたいところだけ固めておけば、なんの準備もいらずにスムーズに旅行ができそうですよね。それにしっかりと荷物も載せられるのもうれしいです」
クルマのない生活は考えられないと話す中田さん。最後にこんなことを語ってくれました。
「やっぱりクルマがあると行動範囲が広がりますよね。元々うちの嫁さんはクルマはいらないって言ってたんですけど、いざ手に入れるとすごく喜んでいるんです。『できることの幅が広がった』って。だからやっぱりクルマは人生を豊かにしてくれるツールなのかなって思います。家族との繋がりをより強く認識するという意味でも、やっぱりクルマは必要ですね」
12月20日(木)に開催されたイヤーエンドパーティ「Hi, Beams」。大いに盛り上がった1日の様子をレポートします。
ビームス内でも大のドライブ好きとして知られる敏腕男性プレス&女性ディレクターに聞いた、いますぐ行けるドライブコース。
ヴィンテージやオールドモデル好きな空間・プロダクトデザイナー、二俣公一さんが紐解く、新型Aクラスの機能性とデザイン性について。
鎌倉に住んで10年。ビームスのメンズカジュアル部門のディレクターを務める中田慎介さんが語る、新型Aクラスのある暮らしとは。
P.M.Kenさんと河村康輔さん。両アーティストがAクラスを題材にアートを作ると、いったいどんな作品が生まれるのか。
自身のバンド、ペトロールズの歌とギターを担当し、様々なアーティストのサポートやプロデュース業も行う神出鬼没の音楽家・長岡亮介さんのプレイリストトーク。
新型Aクラスにまつわる10の魅力。
ラジカセから流れてくるMCの声は、いつも一方通行だった。ハガキやFAXを送って、運が良ければこちらのリクエストに応えてくれたけど、基本的にはいつも誰かの好きな曲をジッと聴いているだけ。でも、「MBUX」はちがう。「ハイ、メルセデス」の一声で、音声入力に対応。運転中、プレイリストにあるお気に入りの曲をリクエストすれば、その曲をすぐに流してくれる。もちろん道案内や、空調などの車内環境にもバッチリ対応。ドライブをよりスムーズなものにしてくれる。
優れたデザインには、それに見合うくらいの使える機能が伴っていて欲しい。たとえば家にある椅子。かっこいいのは当たり前で、犬もぐっすり眠っちゃうくらいの快適性が欲しい。新しいAクラスはもちろんその両方を兼ね備えている。ブラックを基調に、アクセントとしてシルバーがあしらわれたインテリアは、クール&ラグジュアリーな装い。シートの座り心地もストレスフリーだし、従来に比べてスペースが広く感じるように設計されているので、快適性も申し分なしなのだ。
コートを颯爽と駆け巡り、貪欲にポイントを獲得したマイケル・ジョーダン。その手にボールが渡れば、誰も彼を止めることができなかった。バスケットボールのコートは決して大きくはない。だからこそ、全力のダッシュと機敏な動きが求めらる。新しいAクラスのエンジンは、より軽量になりながらも排気量を削減し、エンジン騒音も低減。またトランスミッションもシフトの作動が素早く、変速もスムーズ。つまり、ジョーダンに負けじと劣らないスポーティな走りが特徴なのだ。
自動運転技術は人々の安全にも向けられている。高速道路での渋滞の最後列に接近したときや、交差点では歩行者や車両の飛び出しに対して自動でブレーキをかけてくれて、なおかつ回避したあとにクルマが車線内に入るように運転をアシストする機能まである。万が一衝突したときに備えて屈強な設計になっていると同時に、大きな衝突音による耳への負担を減らすシステムも搭載。これらは歩行者や周りのクルマだけじゃなくて、自分自身をも守ってくれるということ。
クルマに乗ってどこへ行こう? 家族と小旅行、あるいは恋人と買い物などなど。クルマがあれば行動範囲が広がるが、いずれにせよ荷物は多くなる。そんなときはファッションにもアウトドアにも通用する、フィッシィシングベストのような万能で高い収納力が必要だ。でも大丈夫。新しいAクラスには、広く改善されたラゲッジルームが存在する。奥行きも幅もプラスされ、なんと29L分の増量に成功し、370L(※欧州参考値)もの容量を誇る。これなら仲間とのゴルフだって安心だ。
幼い頃、夢の中でいつもドライブをしていた。助手席には一緒に眠るぬいぐるみがいて、ラジオをかけたり、空調を調整してくれた。新しいAクラスに搭載された「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」も、そんなドライブの相棒役を務めてくれる。インパネ横のディスプレイは、スイッチやパッドではもちろん、スクリーンに直接タッチして操作することも可能。しかも、ユーザーの行動を学習し、行きたい場所、好みの曲の提案をしてくれる頼れるヤツなのだ。
自動お掃除ロボのルンバの誕生には多くの人々が驚いた。地雷探査機のノウハウを家庭に応用し、文字通り“自走”で掃除してくれる便利なロボ。自走といえば最近ではクルマだってオートマチックなシステムを持ち、ドライブのアシストをしてくれる。しかも、その機能はどんどん向上しているのだ。たとえば車線検知機能では、消えかかった不明瞭な車線も検知してくれたり、高速道路で渋滞にハマった場合は、前走車に合わせて自動で発進してくれる。まったく便利すぎる世の中だ。
暗闇のなかを運転していると、ピカッとリフレクターが光り、そこに何かがあることを知らせてくれる。だけど、新型Aクラスの場合は暗闇じゃなくても(もちろん暗闇でも)センサーでさまざまなものを感知し、ドライバーに知らせてくれる。たとえば道路の標識をフロントガラスに付属されているカメラで読み取って注意を促してくれたり、手ばなし運転を検知するとゆるやかに減速してくれたりなど。でも、くれぐれもセンサーに頼りすぎないように注意したいところだ。
90年代に夢中になって遊んだゲームボーイ。持ち歩けるゲーム機なんて、当時は画期的すぎた。でも、いまはどうだろう? ゲームボーイはもはや“レトロ”に分類され、家でも外でもみんなスマホをいじっている。いろんな技術やテクノロジーが街中にあふれているのだ。スクリーンをタッチしたり対話しながら操作する「MBUX」や、さまざまなオートマチックシステムを搭載した新型Aクラスは、ある意味では最新の装備をまとった新しいガジェットのようなものなのかもしれない。
女の子は美しいラインのデザインに弱い。きっと指輪を欲しがるのもそのせいだ。淀みなく流れるような流麗なデザインは、身につけていても気持ちよさを感じる。だから、Aクラスのエクステリアにもうっとりするにちがいない。風の流れを計算した角のないラインと、品があってスマートなルックス。それにダイナミックさと、どこかスポーティな要素も加わっている。優しさと力強さが調和したデザインには、きっと生粋のクルマ好きですら思わず感嘆の声をあげてしまうだろう。