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原風景をもとにした自己表現。

「最近ようやく、モデルを始めた頃に思い描いていた理想像に近づいてきました。でも、理想はどんどん高くなるばかり。次のステップに進もうと頑張っているところです」

嬉しそうにそう話す七海さんは、大学在学中にモデルの活動をスタートして、今年で2年目。ファッションメディアやブランドのルック、テレビCMなどに出演しながら、モデルの仕事を楽しんでいるようです。

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「この業界って独特ですよね。一緒にお仕事するひと、撮影する場所、着用する衣装が毎日違う。そんな環境でクリエイションに携われるのが楽しくて。大学生の頃はフリーのモデルだったので、活動は卒業までと決めていたんですよ。でも、いま所属している事務所に声をかけてもらい、モデルをもっと追求してみようと挑戦することにしました」

さまざまな撮影を経て、着実にキャリアを積んできた七海さん。フリーのときに憧れていた姿といまの自分が、徐々に重なり始めました。それが冒頭の話につながります。

「最近は、趣味が高じてお仕事になったり、インタビューしてもらったり、ファッションシュートやスナップ以外の撮影も増えてきました。モデルをやり始めた当初、わたしの内面を探ってくれるような撮影もしてみたいと思っていたから、ちょっとは成長できたかな。わたしは多趣味で、やりたいと思ったら即行動するタイプ。自分の好きなことや気になることを、たくさん発信していきたいです」

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彼女が生まれ育ったのは、岐阜県高山市。北アルプスとして有名な飛騨山脈の麓にある自然豊かな場所で過ごした毎日は、いまの七海さんの活動に多大な影響を及ぼします。

「子どもの頃は友だちと川で遊ぶのが日常で、日焼けしすぎて歯だけが白かった(笑)。父は山岳ガイドをやっているので、家族で登山したりキャンプしたり。地元にいたときは自然のなかで遊ぶのが当たり前すぎて、高山の本当の魅力に気づいたのは上京してからなんですよね」

そういった幼少期の記憶と現在の経験を、自身の作品に昇華しているそうです。

「地元の魅力を少しでもみんなに知ってもらいたくて。東京で活動している同郷のフォトグラファーとヘアメイクの友だちがいるので、帰省するタイミングを合わせて作品を撮影しているんです。いろんな場所で撮った四季折々の高山を、いつか発表しようと思っています」

気分転換しながら新たなステージへ。

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「モデルのお仕事は楽しいですが、たまにはスイッチを切るのも大事。リセットする時間がないと、パフォーマンスにも影響を及ぼすと思うんです」

七海さんにとって最高の息抜きは、山に登ること。幼い頃から父親と登山を楽しんでいて、上京後しばしのあいだ山から離れていたものの、その熱は冷めることなく、むしろ加熱しています。

「これまでは登山を楽しむだけでしたが、山岳ガイドの資格を取ろうと今年から勉強しています。友だちと山に登る回数が増えたので、もしなにか起きてしまったときに対処できるようになりたいんです。登山をしてみたいけど、なにが必要かわからなくて二の足を踏んでいる友だちも多いから、そのハードルを下げたいとも思っています。あと、登山の魅力をメディアでお話しする機会をいただきますが、おもしろさだけを伝えるのは無責任と感じたので、しっかりとした知識や技術を身につけたいのも理由です」

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筆記試験は見事に合格し、次なる実技試験に向けて猛勉強中。本格的に山を学んだら、登山中の視点も変わったそうです。

「今年登った福島の磐梯山には、噴火によって創られた五色沼という湖があるんです。いままでだったら『きれい!』って思うだけでしたが、最近は山の生い立ちとかも勉強しているから、それを知ったうえで登ると深みが増します。一歩先に踏み込むようになってから、より登山が楽しくなりました。簡単に取れる資格じゃないけど、自分の好きなことを探求できて楽しいし、モデルのお仕事とベクトルが違うからメリハリになっています」

機能性とファッション性の両立が魅力。

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仕事の合間に山岳ガイドの勉強をしているので、参考書を持ち歩くために大きめのバッグが必須。その点、「DAY PACK」は最適と話します。

「たっぷり入る容量で助かります。じつは高校生のときも『DAY PACK』を愛用していたんですよ。数年ぶりに使っていますが、やっぱり背負いやすい。当時よりアップデートされていて、もっと使いやすくなっていますね。アクセサリーで拡張できるのが便利だし、レザージッパープルはつかみやすくてアクセントにもなっているから気に入っています」

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多彩にラインナップしている「DAY PACK」のカラーリングから、七海さんが選んだのはロッキースポットカモ。迷彩柄といえばミリタリーですが、こちらはアウトドア然とした配色やデザインが柔らかい印象で、女性にもばっちり似合います。この日の七海さんの着こなしは、品のあるコートとスポーティなトラックパンツを組み合わせていて、そこに「DAY PACK」が馴染みつつも絶妙に主張します。

「最近カモ柄にハマっていて、ロッキースポットカモの配色がかわいい。バックパックは、今日みたいにコーディネートのアクセントによく使っています。周りの友だちも、アウトドアブランドのバッグを取り入れていますよ。上品な着こなしのカジュアルダウンにぴったりです」

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バッグ:GREGORY「DAY PACK(ONLINE STORE)」

Photo_Fumihiko Ikemoto
Text_Shogo Komatsu
Edit_Soma Takeda

問い合わせ先 グレゴリー/サムソナイト・ジャパン
電話: 0800-12-36910(フリーコール)
※月曜日~金曜日の10:00~17:00受付(土日祝日・年末年始は除く)
gregory.jp


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