ストーリーを持つ流麗カラー。
90年代から現在に至るまで、〈グレゴリー〉の定番アイテムとして、性別も年齢も問わず幅広い人気を博している「TAILMATE」。抜群の使い勝手の良さと、完成されたデザイン性を持った同作に新たな仲間が登場しました。より小さく、シンプルに、気軽に使えるようになった「TEENY TAILMATE」がそれです。開閉しやすいメインコンパートメントに、フロントのジッパー付きサブポケットという大枠の仕様は本家をしっかりと踏襲した本格派。さらに、立体裁断構造もそのままで、腰に着用した際のフィット感も抜群。
ちょっとした散歩やお出かけ、野外フェスなどの際に、携帯電話や財布などの身の回りの最低限の荷物を収納するのに最適。様々なシーンでのサブバッグとしても活躍しそうな、お手軽かつ万能なアイテムです。そんな手軽さがありながらも、ブランドとしてのクオリティーと世界観がしっかりとキープされているのは嬉しいポイント。ライトユーザーからコアな〈グレゴリー〉ファンにまでオススメできる一品です。
左上 SATCHEL M ¥10,500+TAX, 左下 TEENY TAILMATE ¥5,500, 中 DAYPACK ¥20,000+TAX, 右 TAIL RUNNER ¥5,800+TAX
そして、このカラーリングは、この春夏限定で展開される“Triple Color”の“El Captain”。ヨセミテ国立公園にある、有名なクライミングウォール、岸壁であるエル・キャピタンの名を用いたこのシリーズ。様々なモデルがラインナップされていますが、いずれも本体を、〈グレゴリー〉のお家芸のひとつでもある2色のカラーブロッキングで表現し、ジップの持ち手もアクセントに。コンセプトとなるのは90年代のアウトドアファッションであり、90年代中頃にリリースされ、現在でも名作として語り継がれている某トレイルランニングシューズのカラーリングがインスピレーションソースになっています。そんな背景を知る人にはもちろん、元ネタを知らない層でも思わず手に取りたくなる、美しく洗練された配色に仕上がりました。
Photo_Toru Oshima
Text_Maruro Yamashita