ブランドの人気に火をつけた「茶タグ」モデル。
〈グレゴリー〉のふるさと、アメリカを思わせる新色「LIBERTY 今年の春に発売された〈グレゴリー〉40周年記念モデルに、今期第2弾となる新たなラインナップが追加。今作もまた先の紫タグ、青文字タグと同様に、ブランドの貴重なアーカイブから人気の高いモデルを完全再現。カラーリングからマテリアル、パターンに至るまで、発売当時のディテールを限りなく忠実に再現した完成度の高い仕上がりです。
今回ピックアップされたアーカイブは1980年代に使用されていた通称「茶タグ」モデル。創業のタグから3代目にあたるこちらは、それまでのタグよりも鮮やかにボリュームを持たせたスタイリッシュなデザインで、〈グレゴリー〉の人気に火をつけたモデルと知られ、いまもなおヴィンテージ市場で高い人気を誇ります。そんな茶タグ期の中でも希少とされた鮮やかなバイカラーデザインを当時の色で再現。
モデルは「DAY PACK」。定番のアイテムながらも、現行モデルよりも一回り小さい25リットルにリサイズし、80年代当時と同じシルエットに。その他にも、現行品では見られない、当時使用されていたベルクロタイプのトレッキングポール装着用ループを採用するなど、細部にまで20年前の意匠を忠実に再現した、コレクターズファンも納得の出来栄えとなっております。
文字やロゴなど当時のデザインに、ブランド創業40周年を記した数字を新たに加えた「茶タグ」を採用。また、片方が固定されたウエストベルトの通称「片引き」、角張ったロゴなしバックル、ショルダーハーネス下部の半円形パッチなど、細かなディテールも当時と同じデザインを忠実に取り入れています。
左からDAY PACK各¥22,000+TAX、HIP MATE各¥4,500+TAX
展開モデルは「DAY PACK」と「HIP MATE」の2種類。カラーリングは基本カラーのレッド×イエローに加え、逆配色のイエロー×レッドがラインナップ。特に逆配色は当時流通量も少なかった希少性の高いものとなっています。80年代のバッグを彩った茶タグのアイテムからブランド40周年の軌跡を感じてみてください。
Photo_Kazumasa Takeuchi(STUH)
Text_Takuya Kurosawa