COVER ALL OF GREGORY

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ここ数シーズン、〈グレゴリー〉との秀逸なコラボレーションを連発している〈ビームス ボーイ〉。メンズの服が持つような強さと背景のあるデザインを好む女性をメインターゲットとしたレーベルであるだけに、〈グレゴリー〉との相性の良さに関しては言うまでもなく、シーズンを重ねる毎にショップでの〈グレゴリー〉人気は高まっているという。

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「ここ最近は、コレクションブランドとアウトドアブランドとのコラボが増え、人気を博していたりするじゃないですか。そういう意味でも、アウトドア系のバッグブランドの代名詞として〈グレゴリー〉がピックアップされるというのは、すごく自然なことだと思うんです。もちろん、〈ビームス ボーイ〉としては、こういうのが流行って来たからちょっとやってみようかっていう感じでは決してなくて、今年〈ビームス ボーイ〉は20周年なんですけど、〈グレゴリー〉はその歴史の中でもずっと一緒に歩んで来たブランドだと思っています。昔はコラボレーションまではいかなかったですけど、インラインのアイテムを取り扱わせて頂いてましたし。だから、私たちとしては普通にやって来たものではあるんですが、ちょうど時代の流れもマッチして来ていますよね。さらにここ数シーズンはコラボもさせて頂けるようになって、よりお客様の中での認知も拡がって来ていると感じます」

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〈ビームス〉入社9年目にして、〈ビームス ボーイ〉一筋で歩んで来たというバイヤーの伊野さん。彼女自身は90年代のアメカジ全盛期を経験していない世代ではあるが、以前にこの連載にも登場して頂いた、同じく〈ビームス ボーイ〉のバイヤーである増子さんをはじめ、90年代に青春を過ごし、アメカジや古着のカルチャーにどっぷりハマっていたであろう面々から、常日頃から90年代の話などを聞き、日々〈グレゴリー〉というブランドに魅了されているのだという。

「半年くらい前にも旧タグのウェストバッグを高円寺の古着屋さんで買いました。私にとっては、旧タグというのも惹かれるポイントになっていますね。でも、自分にとって初めての〈グレゴリー〉は、高校生の時に制服に合わせていた「PONY BAG」でした。制服にグレゴリーを合わせるっていうのが凄く流行っていたんですよ。”森ガール”が流行っていた時期だったので、私も古着屋さんによく行くようになって、〈グレゴリー〉に興味を持つようになったんですよね。今シーズンの〈ビームス ボーイ〉での別注でも、「PONY BAG」を少し小さめのサイズ感にしたものを作らせて頂いたんです」

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伊野さんが語るように、今シーズン〈ビームス ボーイ〉では、20周年を記念して、〈グレゴリー〉に別注をかけたスペシャルコレクションが展開されている。いずれも〈グレゴリー〉のアーカイブに対して女の子が使いやすいようにアレンジを加えたものであり、この日伊野さんが着用していた「FINE DAY DELUXE(ファイン デイ デラックス)」もそのひとつだ。

「通常のFINE DAYをインラインには無い本格的な仕様に変更していたり、タグを小さくマルチカラーにしていたりするんです。黒に差し色が入って来ているアイテムなので、それに呼応させて、差し色のひとつである黄色と青色をリンクさせてみたっていう感じですね。スニーカーのアウトソールでピンクも拾っているので、一応全部とリンクさせてます(笑)。そういう色遊びも女の子ならではの楽しみですよね。〈グレゴリー〉って歴史もあるし、しっかりとしたブランドバリューもあるんですけど、凄く寛容というか、こちらのリクエストを柔軟に聞き入れてくださるんですよね。そういう姿勢があるから、今後もきっと愛され続けるんだろうなって思います」

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バッグ : グレゴリー × ビームス ボーイ
ニット:ビームス ボーイ
ワンピース:ビームス ボーイ
パンツ:ビームス ボーイ
シューズ:コンバース × ビームス ボーイ

Photo_Yuichi Akagi
Edit & Text_Maruro Yamashita

問い合わせ先 グレゴリー/サムソナイト・カスタマーセンター
電話: 0800-12-36910(フリーコール)
※月曜日~金曜日の10:00~17:00受付(土日祝日・年末年始は除く)
gregory.jp


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