「うちで扱っているのは、ファッション的な意味での古着っていうか、もっと実用的なアイテムの古着が多いんですよ。あまり”魅せる”っていう感じじゃなくて、普通に着れるかどうかっていうのが重要で。それになおかつ新品、デッドストックだったらラッキーみたいな」
神戸の中心地である三宮、元町エリアから阪急線に乗って一駅離れた、春日野道という駅が最寄りとなる古着屋「エポック」。阪急線の線路の高架下という立地で、昔ながらのウェアハウスを改装して作り上げられた店舗は非常にオリジナルで、一歩店に立ち入るだけでこのお店の持つ世界観に圧倒されるはず。そして商品のラインナップを手に取れば、その驚きは更に増すことに。90年代~00年代前半のスケーター、アメカジ、アウトドアなどが所狭しと店を埋め尽くし、しかもデッドストックの割合の多さたるや、もはや目を疑うレベル。古着のアイテムにしても、コンディションの良いものばかりという、紛れもない名店だ。
「本当に自分の好きなものを詰め込んでいる感じなんです。ホンマは釣り具も置きたいんですよ。最近は釣りしかやってないくらいなんで。ブラックバスだったり、海だったらシーバスに青物。海がすぐそこなんで、その辺でも釣れますし。明石とかもっと西の方に行ったらまたスポットがあるしっていう環境なんですよね」
「エポック」を開店する前にも神戸の元町にある古着屋に勤めていたという本岡さん。この「エポック」の物件は元々は、以前に勤めていた古着屋さんが倉庫として借りていた物件らしく、そこが引き払われるというタイミングで、独立を決心されたのだとか。
「前のお店でも買付けは僕がやっていたんですけど、今よりももっと物量がある店だったので、もっと色んなものがありましたね。今は、自分にとっての普通なもの、中学校や高校のときに着ていたような、〈DC シューズ〉みたいなスケートブランドのような、動き易いアイテムっていうのがメインですね。いまだに自分でもその時に着ていたものを着ていたりするんで。そういう目線でモノを選ぶと、昔のアウトドアブランドのアイテムっていうのも多くなるんですよね。だからうちでは〈グレゴリー〉のアイテムも結構扱っています。もちろん、自分が好きっていうのもあります。けど、最近は仕入れたくても中々数が減って来ていますね。なんでも良いわけじゃなく、使えるものっていうのをやっぱり選んでいるんで」
そんな中岡さんが今最もオススメする〈グレゴリー〉が、「Duffle Bag XS(ダッフルバッグ XS)」だ。
「元々〈グレゴリー〉だったら、バックパック系よりもダッフルバッグが好きなんですよ。なので、今お店でも結構種類豊富に扱ってます。サコッシュみたいなのが今多いと思うんですけど、荷物入んないんで、デカ過ぎず、小さ過ぎず、ちょうど良い大きさっていう。服も入れれて、軽い旅行もいける。このもう一回り大きいサイズだとデカ過ぎるし。ショルダーも付いてるし、一番使いやすいと思うんですよね」
バッグ : グレゴリー
トップス:エステティックス
パンツ:グッドイナフ
シューズ:ニューバランス
Photo_Yuichi Akagi
Edit & Text_Maruro Yamashita
問い合わせ先 グレゴリー/サムソナイト・カスタマーセンター
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