COVER ALL OF GREGORY

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「せっかくこのインタビュー連載に出るんだし、どういう感じが良いかなって悩んでいたんですけど、前後に2個持ちが良いんじゃないかなと思って、こういうスタイルになりました。漢気な感じで」

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現行の「DAY PACK」と、通称”紫タグ”と呼ばれるヴィンテージの「MISSION PACK(ミッションパック)」を2個持ちスタイルで登場してくれたのは、雑誌からカタログ、広告に映画と幅広いフィールドで長年スタイリストとして活躍している梶さん。最近では活動の幅を広げ、カメラマンとしてもその手腕を振るう梶さんだが、最初に〈グレゴリー〉と出会ったのは、今から25年近く前のこと。アメカジはもちろん、いろいろなファッションが現れ始めて来ていた頃だったという。

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「僕は元々編集者とかカメラマンみたいな出版関係か、アパレル関係という家系で、特にうちの両親は二人ともアパレルの仕事をしていたんで、僕自身もファッションに興味を持つのは早かったと思います。学ランにラルフローレンのBDシャツとか、今じゃヴィンテージ扱いかもしれないけど、当時普通に売ってたチャンピオンのスウェットとかを学ランの下に合わせてましたね。グレゴリーもそういう感じで、通学用に買ったんです。この「ミッションパック」以外に、派手なカラーの切り返しになっている「デイパック」も使ってました。どっちかというと「デイパック」がメインでした。90年代前半はまだ限られた存在というか、皆が皆持っているような感じでは無かったですね。自分もグレゴリーのことは知ってましたけど、なんか良いんじゃね? みたいな感じで、何々で知ったとかはでは無くて。なんとなく目にしていて、色もデザインも格好良いなと思って使ってました」

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その後、当時の様々なファッション誌の後押しもあり、〈グレゴリー〉は大きなブームに。アメカジブームやアウトドアブームを代表するブランドのひとつへと成長した。しかし、梶さんは逆にその時代は〈グレゴリー〉と少し距離を置いていたのだとか。

「何も知らない高校生の時に手を出して、結果的に知れば知るほど、歴史や意味のあるモノだったけど、僕はそういうのを逆に敬遠するタイプなんで、その間は正直ずっと興味がなくて。僕自身が面倒臭い人で、何事においてもモノの裏側にある付加価値みたいなものは避けて通るタイプなんですよ(笑)。これ以上重さ要らないだろみたいな(笑)。でも、今は何周もして、良いものを持ちたいっていう気持ちが出て来たんですよね。そうなると、いまの自分にとってグレゴリーってちょうど良い、背負いやすいリュックっていう感じなんです。ちょっと丸くなりました(笑)」

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バッグ : グレゴリー
Tシャツ:プロクラブ
パンツ:ジョンリンクス
シューズ:ヴァンズ
キャップ:ニューエラ

Photo_Yuichi Akagi
Edit & Text_Maruro Yamashita

問い合わせ先 グレゴリー/サムソナイト・カスタマーセンター
電話: 0800-12-36910(フリーコール)
※月曜日~金曜日の10:00~17:00受付(土日祝日・年末年始は除く)
gregory.jp


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