今年で創業40周年を迎えたこともあり、数多くのスペシャルなプロダクトがリリースされた〈グレゴリー〉。なかでも、春夏から秋冬まで通してリリースされた往年の名作たちの復刻モデルには大きな注目が集まりました。現行のモデルに古いタグを付けただけではなく、カラーリングやマテリアル、パターンも発売当時のディテールを可能な限り忠実に再現しているこだわりが詰まっているところが、その人気の大きな要因のひとつではないでしょうか。「ジャーナル スタンダード 金沢店」にてファッションアドバイザーとして勤務する今村さんも、そんなこだわりに魅了された一人です。
「今日のデイパック(DAY PACK)は、やはり40周年のアニバーサリーモデルというのと、タグを含めて当時のこだわりが再現されているというところがそそりましたね。元々ヴィンテージショップに勤めていたこともあって、このカラーリングのモデルはリアルタイムではないんですが、憧れのアイテムだったんです」
大阪はアメ村の老舗ヴィンテージショップに6年ほど勤務した後に、タイなどを放浪し、地元である金沢に戻って来たタイミングで、ちょうど「ジャーナル スタンダード 金沢店」のオープニングスタッフを募集していてすぐ応募という今村さん。これまでも定期的に〈グレゴリー〉のアイテムを愛用して来たという彼が最初に使ったのも、この日と同じく「デイパック」だったそうです。
「中学2年生の頃だったんですけど、バイトも当然出来ないんで親に買ってもらった思い出がありますね。当時現行だったシルバータグのデイパックを。アメカジが特別好きって訳でもなかったし、服も詳しくなかったんですけど『Boon』とか『Cool Trans』とかはなんとなく読んでいて。そこにグレゴリーはいつも載っていて、デザインがなんとなく気になっていたんです。その後も、ヴィンテージショップで働いていた20歳くらいの頃は紫タグのデイパックを使っていたりして。定期的に使いたい周期がやって来るんです(笑)」
「いまはジャケットのセットアップのような綺麗なスタイリングも好きなんですけど、そこにグレゴリーを合わせてちょっと肩の力を抜いたような合わせっていうのが気分ですね。タウンユースなものの中にアウトドアのテイストを取り入れるような」
バッグ : グレゴリー(私物)
ジャケット : デサント ポーズ ¥29,000
ニット : アンデルセン アンデルセン×ジャーナル スタンダード ¥42,000
パンツ : デサント ポーズ ¥22,000
キャップ : エヴィセン(私物)
Photo_Yuichi Akagi
Edit & Text_Maruro Yamashita