COVER ALL OF GREGORY

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紙媒体から広告まで、幅広いジャンルのスタイリングを手掛けている若手スタイリストの平本兼一さん。アメカジブームや裏原ブームを、幼い頃から憧れの目線で見てきた彼にとって、〈グレゴリー〉は幼かった当時の憧れを常に思い出させてくれるブランドのひとつなのだ。

「自分は山梨が地元なんですけど、はじめて友達と一緒に東京に服を買いに来たのが高校1年生の夏だったんです。この「DUFFEL BAG XSM(ダッフルバッグ XSM)は、通学バッグを格好良いものにしたいなって思って、その時に買いました。やっぱりグレゴリーだなって。周りはバックパックを使ってる友達が多かったのも、この形にした決め手でしたね」

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インターネットがまだまだ発達していなかった時代だったこともあり、食い入るようにファッション誌を読み込んでいたという平本さん。服に興味を持ったきっかけは、小学生の時に訪れたエアマックスブームだったのだとか。

「地元の先輩にお洒落な人が多くて、自分にとってはその影響が大きいです。エアマックスブームの時に、小学生ながらに格好良い先輩たちが皆格好良いスニーカーを履いてて、それきっかけで服に興味を持ちました。それからは、リーバイスのセットアップを着たりして。でも、そんなに頻繁に買ってもらえるものでもないんで、年に1回、誕生日の時とかに買ってもらってましたね。ただずっと服は好きでした。田舎だから都会に対する憧れが強くて。コンプレックスじゃないですけど、東京で流行ってるのに、地元に売ってない! みたいな、距離的にはそんなに遠くないけど、コンプレックスはありましたね。だから、行けない距離じゃないからこそ東京に行かなきゃなって思って。高校3年生の時は月一くらいのペースで東京に行ってました。アパレルのショップスタッフのバイトもしてたりして、地元でですけど(笑)」

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ファッションに対しての熱い気持ちを抱いていた平本さんのすぐ傍に常にあったのが、通学カバンとして愛用していたこの「DUFFEL BAG XSM」であり、使い込むほどに「グレゴリー」というブランドの魅力も実感していくことになったという。

「皆さん言うと思うんですけど、本当にタフなんですよ。これ、ぼくが3年間使った後に、弟も通学バッグとして3年間使ったんですよ。それでもまったく破れたりしていないし。本当に丈夫ですよね。いまはこのバッグにクレジットとかカタログを入れて、仕事にも使っています。高校生当時は派手な色を買っちゃったかなと思ったりもしたんですけど、リースバッグの中でもパッと見つけやすいカラーなので、いまとなっては結果オーライ。細かいところに使われたレザーのパーツもダメにならないし、デザインもオーセンティックで使いやすいし。40周年モデルでレトロなカラーが最近また出ているじゃないですか、あれも可愛いなって思います、当時の憧れを再燃させられて」

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バッグ : グレゴリー (私物)
パーカー:ウェステッドユース(私物)
パンツ:リーバイス®のリメイク(私物)
キャップ:’47(私物)
リング:バル(私物)
シューズ:ナイキ(私物)

Photo_Yuichi Akagi
Edit & Text_Maruro Yamashita

問い合わせ先 グレゴリー/サムソナイト・カスタマーセンター
電話: 0800-12-36910(フリーコール)
※月曜日~金曜日の10:00~17:00受付(土日祝日・年末年始は除く)
gregory.jp

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