「昔から周りで使っている人は多かったんですけど、自分のテイストとはちょっと違うのかなと思っていて。でも、今年1月にビームス ボーイがグレゴリーに別注したサニーデイ(SUNNY DAY)はずっと愛用しています」
そう語ってくれたのは、「ビームス」でウィメンズのプレスを務める藤井早希子さん。カジュアルでありながら女性らしさのあるスタイルを好む藤井さんにとって、従来の〈グレゴリー〉が持つ、本格的なアウトドアのテイストや、無骨なアメカジ的な雰囲気は少しマッチしなかったのだという。そんな彼女の心を初めて掴んだ〈グレゴリー〉が、定番モデルである「デイパック(DAY PACK)」のデザインをベースにキッズ用としてサイズを小さくした「サニーデイ」だ。
「これは、2016年度のビームス、2017年のグレゴリーが、双方の40周年というアニバーサリーイヤーということで、ビームス ボーイに別注させて頂いたモデルなんですが、ヴィンテージ市場で人気の紫タグや茶タグの旧ロゴのデザインをベースに使ったり、パーツも当時の仕様にできるだけ近づけていたりと、企画担当者であるビームス ボーイのバイヤーの思いと愛情が詰まったアイテムなんです。女子でも持ちやすいサイズ感が良いですよね!」
このアイテムが優れているのは、単に当時のアイテムのリプロダクトではなく、さらに現代的でタウンユースなデザインがきちんと落とし込まれているところにある。また、女性の着こなしにおいて決して過度な主張を残さないよう、90年代のトレードマークのひとつでもあった、視認性の高いビビッドな色使いを封印し、単色にすることで、より普段使いしやすいデザインへとアップデートしている。
「あと、これは外見はもちろんなんですが、内側も可愛いんですよ! ピンク色なんです。こういうところが女子の心を掴みますよね。今までグレゴリーを使ってこなかった、私みたいな女子にもぜひ使って頂きたいですね!」
バッグ : グレゴリー×ビームス ボーイ(私物)
ブラウス:レイ ビームス ¥12,000(レイビームス 原宿)
インナー:ヘルスニット×ビームス ボーイ ¥3,800※2パック(ビームス ボーイ 原宿)
パンツ:レイ ビームス ¥12,000(レイビームス 原宿)
シューズ:ヴァンズ ¥5,500(ビームス ボーイ 原宿)
Photo_Haruki Matsui
Edit & Text_Maruro Yamashita