ニューバランスのMET24でつくる、タイムレスなスタイル。

- FEATURE

“テック系がトレンド”なんて表現をよく聞くけれど、快適に過ごすためにつくられた機能服に、流行り廃りは関係ないのかもしれません。各社が開発するテクノロジーは、馴染みのある天然素材と同じように、ぼくらの生活に溶け込みます。今シーズン〈ニューバランス(New Balance)〉のアパレルライン「MET24」からリリースされるのは、軽量ながら保温性に優れる中綿「プリマロフト」を用いた3つのアウター。これらを主役にした、タイムレスなスタイルをお届けします。

  • Photo_Kohei Iizuka
  • Styling_Izumi Atsuo
  • Hair & Make up_Moeka Kanehara
  • Model_Meti
  • Edit_Hideki Shibayama

スポーツとミリタリーを融合させた、ラフに羽織れる一着。

〈ニューバランス〉MET24 Padded Jacket ¥35,200、スエット ¥11,000、中に着たナイロンパーカ ¥12,980、スニーカー ¥18,700(ニューバランスジャパンお客様相談室)、〈リバーバレイト〉パンツ¥74,800(イーライト)

Varsity(大学チーム)のJumper(ジャンバー)だからバーシティジャケット。そのスポーティなデザインに、ミリタリーの要素を加えたのがこちらの中綿入りブルゾンです。

ショルダーとフロントポケットにキルトステッチを施し、襟を高めにすることでモダンな印象に。ベーシックななかに遊びを効かせた一着は、ややゆったりしたつくりで、スエットの上からバサッと羽織るだけでも様になります。カレッジ感のないバーシティジャケット、アイテムとしては珍しいけれど、普遍的な姿で長く愛用するにはちょうどいいのかもしれません。

日常で真価を発揮する、ちょうどいい暖かさ。

〈ニューバランス〉MET24 Padded Monster Parka ¥41,800、スニーカー ¥16,280(ニューバランスジャパンお客様相談室)、〈ザ・ダファー・アンド・ネフューズ〉ニットベスト ¥49,500(イーライト)、〈ニート〉パンツ ¥33,000(にしのや)、その他 スタイリスト私物

「MET24」のアウターのこだわりは、袖を通したときのちょうどいい暖かさ。これで極地に行くわけでもなければ、雪山を登るわけでもない。都市生活に必要な機能を想定することで、“暖かすぎない”という絶妙なスペックになっています。

「プリマロフト」が使われたこちらは、適度に暖かいうえに軽やかな着心地。ざっくり着られるAラインシルエットで、胸元と腰には大きなポケットを配置。とことん実用的なモンスターパーカなのです。

日本の気候に馴染むベストはオールラウンダー。

〈ニューバランス〉MET24 Padded Vest ¥22,000、デニムジャケット ¥25,300、デニムパンツ ¥19,800、スニーカー ¥13,200(ニューバランスジャパンお客様相談室)、その他スタイリスト私物

暖冬が続く昨今、ライトアウターの上にベストを羽織るスタイルが主流になってきました。スエットやトラックジャケットはもちろん、今回のようにデニムのセットアップなど、カジュアルな格好に馴染む汎用性の高さも、人気の所以といえるでしょう。

「MET24」のそれは、天候を問わず着られるように撥水加工が施され、ポケットの裏地はハンドウォーマーとしても機能するフリース素材。裾のドローコードを絞ればシルエットを調整でき、合わせる服に応じて多彩なスタイルを楽しむことができます。

いずれのアイテムにも共通するリラックスシルエットは、タイトなトップスがトレンドになろうが、これからも定番としてずっと残っていくと思います。過度な装飾を抑え、デザイン、機能ともにミニマムに仕上げた「MET24」のアウターコレクション。これはタイムレスなデザインで、時代が変わっても着られるはずです。