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“テック系がトレンド”なんて表現をよく聞くけれど、快適に過ごすためにつくられた機能服に、流行り廃りは関係ないのかもしれません。各社が開発するテクノロジーは、馴染みのある天然素材と同じように、ぼくらの生活に溶け込みます。今シーズン〈ニューバランス(New Balance)〉のアパレルライン「MET24」からリリースされるのは、軽量ながら保温性に優れる中綿「プリマロフト」を用いた3つのアウター。これらを主役にした、タイムレスなスタイルをお届けします。
Varsity(大学チーム)のJumper(ジャンバー)だからバーシティジャケット。そのスポーティなデザインに、ミリタリーの要素を加えたのがこちらの中綿入りブルゾンです。
ショルダーとフロントポケットにキルトステッチを施し、襟を高めにすることでモダンな印象に。ベーシックななかに遊びを効かせた一着は、ややゆったりしたつくりで、スエットの上からバサッと羽織るだけでも様になります。カレッジ感のないバーシティジャケット、アイテムとしては珍しいけれど、普遍的な姿で長く愛用するにはちょうどいいのかもしれません。
「MET24」のアウターのこだわりは、袖を通したときのちょうどいい暖かさ。これで極地に行くわけでもなければ、雪山を登るわけでもない。都市生活に必要な機能を想定することで、“暖かすぎない”という絶妙なスペックになっています。
「プリマロフト」が使われたこちらは、適度に暖かいうえに軽やかな着心地。ざっくり着られるAラインシルエットで、胸元と腰には大きなポケットを配置。とことん実用的なモンスターパーカなのです。
暖冬が続く昨今、ライトアウターの上にベストを羽織るスタイルが主流になってきました。スエットやトラックジャケットはもちろん、今回のようにデニムのセットアップなど、カジュアルな格好に馴染む汎用性の高さも、人気の所以といえるでしょう。
「MET24」のそれは、天候を問わず着られるように撥水加工が施され、ポケットの裏地はハンドウォーマーとしても機能するフリース素材。裾のドローコードを絞ればシルエットを調整でき、合わせる服に応じて多彩なスタイルを楽しむことができます。
いずれのアイテムにも共通するリラックスシルエットは、タイトなトップスがトレンドになろうが、これからも定番としてずっと残っていくと思います。過度な装飾を抑え、デザイン、機能ともにミニマムに仕上げた「MET24」のアウターコレクション。これはタイムレスなデザインで、時代が変わっても着られるはずです。