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古き良きアメリカを体現できるわかりやすい象徴。

RIP SLYMEなどの音楽のアートディレクション、着せ替えキャラクター「chappie」のクリエーション、様々な企業CMからファインアートまで。多くのシーンでボーダレスに活動するグルーヴィジョンズの代表、伊藤 弘さん。自転車に登山と遊びの達人でもある伊藤さんに、メガネとの出会いについて伺った。

「メガネをかけはじめたのはここ10年くらい。きっかけはあるアーティストのPVを制作していたときでした。テレシネというフィルムをビデオに変換するという、毎日モニターとのにらめっこが続く作業があったのですが、『なんかピントがモヤっとしていますね』なんて指示を出していることが多くて。信頼のおける優秀なスタッフに作業をしてもらっていただけに、モヤモヤとした気持ちの毎日が続いていました。子どもの時からずーっと目がよかったので、自分の視力が落ちているなんて発想がない(笑)結果、そのすぐ後にメガネをかけることになるのですが、案の定、現場に行ったら、クリアーに見えて(笑)。速攻でスタッフに謝りましたね」

伊藤さんがメガネ選びで重視するのは、ズバリ、自分に似合うかどうか。似合ってさえいれば、どんな変わったメガネでも構わないとか。とはいえ、ご本人がかけているのは大半が黒ぶちメガネ。そこには、あるミュージシャンの存在があるという。

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「僕の世代は、パンクやニューウェイブが青春ド真ん中。中学生のときには、エルヴィス・コステロがデビューしています。当時、ほかのアーティストがわかりやすい“パンク”なルックスだったのに対し、コステロだけがジャケットスタイルに黒ぶちメガネ。その風貌がとても画期的でした。しかも、メガネがめちゃくちゃデカかった。知性を感じさせつつもロックっぽさがあって、あれは“イイ似合い方”でしたよね」

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Elvis Costello - エルヴィス・コステロ

1954年生まれ。1977年にパブ・ロックムーブメントの立役者ニック・ロウのプロデュースによりデビュー。スーツやジャケットに黒ぶちメガネという独自のスタイルは、当時、ロンドンでパンク旋風が吹き荒れるなかでは異質の存在であった。

コステロのトレードマークと言える大振りな黒ぶちのウェリントン。1950年代を彷彿とさせる無骨なメガネ姿から、バディ・ホリーの再来と言われたことも。

「まぁ、それ以降は、エルヴィス・コステロ以外にも、個人的に思うところがあって黒ぶちメガネを選ぶようになりました。というのも僕の場合、ちょっとクールな印象のメガネを選ぶと、きついというか、ちょっと冷血感がでるようで。黒ぶちメガネならだいぶいい人っぽく見えるんですよ(笑)」

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RX5184F 2000 ¥22,000(税込み)

エルヴィス・コステロのメガネ姿に影響を受けたという伊藤 弘さんが選んだモデルは、やはり王道のウェリントン。デザイナーである伊藤さんには「RX5184F」はどう映ったのか?

「普遍的な定番感がありながら、よくみると結構特徴的なカタチになっていますね。なによりこの〈レイバン〉らしい傾斜角がついた“前のめりなデザイン”が独特です。でもこの“前のめりなデザイン”が日本人には難しいんだけど……。実際にかけてみても……アレ、意外と違和感なくない?」

実は、このモデルはミドルサイズの「ニューウェイファーラー」。細身のスリムなスタイルで、存在感はありつつも日本人の顔にも合わせやすい仕様になっています。

「このモデルに限らず、〈レイバン〉は現代的なクラシックといっていいものが多いですよね。ひとつだけ〈レイバン〉のサングラスを持っていますが、やっぱりそれも黒ぶちのウェリントン。僕の世代にとっては古き良きアメリカを体現できるわかりやすい象徴かな。あとマルボロとかもね(笑)」

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profile

伊藤 弘 / グルーヴィジョンズ

1993年にデザイン・グループ、グルーヴィジョンズを設立。ピチカート・ファイヴのステージビジュアルなどで注目を集め、それ以来、グラフィックやムービー制作を中心にさまざまな領域で活動する。 http://www.groovisions.com

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