CULTURER. NEWBOLD 2015 Autumn Winter

Revives the roots
旧き良き時代を甦らせるスペシャルライン〈OLD & NEW〉

2015.8.31 MONDAY

1885年創業という長い歴史を持つ〈R.ニューボールド〉を語る上で忘れてはならないキーワードといえば“ワークウェア”。今回はそんな、ブランドの中でもルーツというべきアイテムを現代に蘇らせたスペシャルライン〈OLD & NEW〉を取り上げる。あくまでもヴィンテージスポーツウェアというベースは変えずに、シンプルながらも長い歴史に裏打ちされた存在感を感じてもらいたい。

Photo_Tsutomu Yabuuchi(TAKIBI)
Texy_Kei Matsuo
Edit_Kenichiro Tatewaki

1900年代に炭坑夫の作業服、軍服、警察、消防、救急隊のユニフォームなどワークウェアを作ることで、確かな技術を培ってきた〈R.ニューボールド〉。その経験を経て、シャツ作りを専門としカジュアルウェアにも精通したことで今の基盤を築きあげ、その名を世界中に知らしめた。

〈OLD & NEW〉というラインは、そうやって形成された伝統を現在というフィルターを通して昇華し、骨太でありながらも現代的に洗練されたコレクションを展開している。

そして今シーズンは、ブランドのルーツともなっているワークウェアをベースとする過去のアーカイヴを発展させたコレクションを作り上げた。言わずもがな、ベーシックな見た目に隠された細やかなディテールワークは健在である。

突然の悪天候にも対応するボンディング素材をを採用したことで、高い撥水性を完備。またジップや袖に配したラインテープでアクセントを加えるなど、デザイン性も申し分なし。
マウンテンパーカ ¥29,000+TAX

モグラの毛皮に似たことからモールスキンと呼ばれるスウェード状の起毛綿を使用した一着。主に作業着に採用されるように、生地は厚手で柔らかいうえに耐久性も抜群。
ハンティングジャケットを彷彿させる多機能ポケットも男心くすぐられるディテールだ。 カバーオール ¥19,000+TAX

クラシックな佇まいの後付けフードパーカ。カラーによってツートンだったり、単色だったりと、選ぶ時に悩んでしまう遊び心のある配色も魅力の1つ。 パーカ ¥11,000+TAX

サラッとした肌触りのポリエステル×コットン素材のスウェット。軽やかな着心地に反し、起毛したネップ地のようなボディは秋冬らしい暖かみのある印象を演出してくれる。
スウェット ¥11,000+TAX

春夏でも展開されたチェックとドットのシャツを秋冬仕様にアップデート。チェックは色味を落ち着かせるとともに胸ポケットの上に刺しゅうをサラリとプラス。ドット柄はプリントではなく織りで表現されたことで裏地にも同柄が生まれ、袖を捲った際のアクセントに。また、よく見てみると左前見頃と後ろ見頃のみドットが小さくなっている仕様も面白い。
シャツ 左¥14,000+TAX、右¥14,000+TAX

2モデルともにキレイなラインが特徴的なスリムフィットデニム。クラッシュ、ペイントの加工はあくまでも適度に施し、野暮ったくならないような仕上り。
またクラッシュモデルの股には、共布で補強を施したような本格的な仕様となっている。(手前から)デニムパンツ ¥22,000+TAX¥20,000+TAX

カバーオールと同じ、モールスキン素材を使用したスラックス。厚手の生地感が、寒い冬場でも高い保温性を約束してくれる。また、サイドには隠しポケットを配置されるなど、
使い勝手の良さと遊び心もしっかり感じさせてくれるギミックにも注目したい。 スラックス ¥14,000+TAX

春夏シーズンとは打って変わって、深みと暖かみのある色使いが印象的な今回の秋冬コレクション。素材選びやさりげなく施された仕様に回顧的な面が見えながらも、機能素材の採用や現代的なフォルムを取り入れた柔軟性こそ、〈OLD & NEW〉ならでは。

数あるブランドの中でも、ここまで長い歴史を持ちながら継続して進化を続ける存在はほんの一握り。その一角とも言える〈R.ニューボールド〉が展開するこの珠玉のコレクションは、自分の手元に置いておいて損はしないだろう。

ポール・スミス リミテッド
電話:03-3486-1500
www.rnewbold.com