- 2016.07.12
- MARGARET HOWELL's 420
Interview with Naoki Ikeda about New Balance for MARGARET HOWELL「420」
2014年に登場した際は、ほぼ予約で完売してしまったマーガレット・ハウエル別注モデルの「420」。その第2弾が満を持して7月末にリリースされることが決定しました。
そこで今回は、そのモデルの魅力について、人気スタイリストに感想を訊くとともに、自身が履きこなす際のポイントなどを含めたスタイリング提案もしていただきます。まずは、多くのメディアで活躍し、フイナムでのブログ「A STYLIST JOURNAL」も人気の池田尚輝氏が登場です。
--まず今回の「420」ですが、パッと見の印象はいかがですか?
池田尚輝(敬称略/以下池田): 今回オールブラックになって、個人的により興味が湧きましたね。前回のモデルが、もの凄い勢いで売れてったって聞いて、正直意外だなって思ったんです。マニアックな感じもしましたし。面白いアプローチだとは思いましたが、履いてすぐにお洒落になれるようなスニーカーではなかったし、ハズし的な要素が強く、履きこなすのにテクニックがいると思いましたから。
--簡単に履けそうなスニーカーではなかったと。
池田: 今回のはオールブラックなんですが、イマドキなシャープさも強くなくて、可愛いさも感じさせますよね。
--池田さんは、普段どんなスニーカーを履くことが多いんですか?
池田: 黒いモデルが多いですかね。以前はニューバランスの「990」と「576」の2足とか、最近だとアルトラ(ALTRA)のランニングシューズを履いてますね。ジョーダンとかエアマックスは通っていないんですよね。
--となると、ご自身のファッション遍歴にスニーカーの要素はあまりないわけですか?
池田: あまり強くは関わってないかもですね。よく履いてたのはコンバースのオーソドックスなモデルくらいですかね。実はニューバランスも最初は履けなかったんです。履き出したのも5年くらい前なんです。
--ちなみに、スニーカー選びの基準って、ありますか?
池田: 最近だと、スニーカーに限らず黒を選ぶことが多いですね。
--何か大きな理由ってあるんですか? 合わせやすいからとか。
池田: 足元が黒で、靴下とか靴のフォルムにディテールが出る感じが好きかもしれないです。だから合わせる靴下の黒もリブかそうじゃないとかこだわりますね。
--では、本題というか、この「420」を池田さんならどう履きますか?
池田: まずは、スニーカーのブラックに合わせて、黒のソックスでブラックジーンズを履いています。トップスは白シャツに黒のニットを重ねてモノトーンに仕上げていますが、白シャツ1枚でもOKだと思いますし、暑い時期だったらブラウンのTシャツ1枚で合わせたいですかね。
--この秋冬の気分みたいなものはありますか?
池田: リラックスしたシルエットで90年代やストリートなサイズ感だけど、大人っぽく着こなすというか。当時のものを、今の空気感でエレガントに着たいですね。
--どんな風に履きこなすといいよみたいなアドバイスも伺えますか?
池田: マーガレットハウエルの上品さは残しつつ、そこに90年代のアイテムを混ぜたりして、さり気なく当時の匂いを感じさせてみるのがおもしろい気がしますね。
--今回はありがとうございました。
スタイリング
シューズ:〈ニューバランス フォー マーガレット・ハウエル 420〉14,000円 [税抜]
二ット:〈マーガレット・ハウエル〉36,000円 [税抜]
シャツ:〈マーガレット・ハウエル〉26,000円 [税抜] (すべてマーガレット・ハウエル 03-5467-7874)
パンツ:〈リーバイス®〉スタイリスト私物
マーガレット・ハウエル オンラインストア
メンズ
http://www.margarethowell.jp/online_store/product/579627000301006
ウィメンズ
http://www.margarethowell.jp/online_store/product/578627000501059
池田尚輝
Naoki Ikeda
坂井達志氏に師事後、2000年よりフリーランススタイリストとして独立。2005年渡米し、ニューヨークにて作品制作の後2006年帰国。現在はさまざまな雑誌はじめ、広告、俳優、ミュージシャンのスタイリングから、ブランドコンサルティングまでファッションを中心に幅広く活動。
- 1