16歳のときに背伸びして購入。
それ以来、ほぼ変わることないスタイルで。

牧田耕平氏が長を務めるTHE UNIONに所属して、THE ONE SHOWを手掛け、大阪・土佐堀にTHE UNIONのフラッグシップストアとも言うべき「STORE ONE」を運営する北村大樹氏。彼のファーストニューバランスは、大阪駅前第3ビルの靴屋ニュートミヤマで購入した、M576のコードバン。

16歳だった当時、東京のストリートシーンを席巻していた藤原ヒロシ氏の影響で購入を決断したそうですが、高校生の北村氏にとって¥22,000のM576は「最高級に高いスニーカー」だったとのこと。その後、20歳の頃にはM996グリーンとパープルのヌバック、古着屋で探し当てたオリジナルのM576 コードバンなどを買い足し、それらをローテーションで履きまわしてきたんだとか。

「STORE ONE」では古着も扱っているため、年に数回アメリカへ買い付けに行っているそうですが、「ニューバランスを履くと、他の靴が履けなくなるので...」と、なるべく履きすぎないように心掛けているという北村氏。「ニューバランスだけはきっちりジャストサイズを購入し、シューレースもきちんと結んで履くので、仕入れで中古の靴を試着する際の脱ぎ履きに時間と手間を要してしまい、買い付け時には向いていない」。ニューバランスの快適性が邪魔をする場合もあるという面白い話も聞かせてくれました。

今回着用しているのは、買い付け時にアメリカのJ.CREWで購入した2014年秋冬モデルのM1400 "GREAT AMERICAN NOVELS"。自身が今、ニューバランスを履くなら、スラックスに合わせるようなアーバンカジュアルではなく、ワークやミリタリーテイストのパンツに合わせたいと思っているので、この男っぽいミリタリーテイストのカラーリングがドンピシャでハマったんだそう。東京とは少し異なる、往年のニューバランスの捉え方と履きこなし方。またとても新鮮で、取り入れてみたくなりますね。

スタイリング
シューズ：〈ニューバランス M1400〉
ニット：〈the fabric〉
パンツ：〈the one show〉
ネックレス：〈the 428〉
ウォレットチェーン：〈the 428〉

Hiroki Kitamura
北村大樹
STORE ONE Owner／THE ONE SHOW Designer
STORE ONE オーナー／THE ONE SHOW デザイナー