Interview with Hiroaki Shitano & Shigeyuki Kunii about MRL996 "WHIZ LIMITED × mita sneakers"

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ニューバランスが、2015年に15 周年を迎えたWHIZ LIMITEDと、ミタスニーカーズとのオフィシャルコラボレーションモデル「MRL996 "WHIZ LIMITED x mita sneakers"」を12月23日に発売が決定。ということで今回は、WHIZ LIMITEDの下野氏、ミタスニーカーズのクリエイティブディレクター国井氏にインタビューをしてきました。

--今回のコラボレーションがスタートした経緯を教えていただけますか?

国井栄之(以下国井/敬称略): 定期的に、WHIZ、ミタスニーカーズ、ニューバランスの3社コラボレーションを実施していて、新たなタイミングが訪れたのでお声掛けいただいたのが最初ですかね。あと、WHIZが2015年に15周年を迎えた節目的なタイミングも重なったので、今年の締めに何かやりたいなというのもありました。

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--モデルに「996」を選んだのには、何か理由がありますか?

国井: 「996」を提案したいなと思ったのは、下野くんが2年位前にいきなり「996を履きたいんだけど」って電話を掛けてきて、MADE IN USAの「996」を頼まれたんですよ。僕の中で下野くんは「1300」とか「576」といったポテッとしたニューバランスを好むイメージが強かったんですが、「996」を選んだという印象が強く残っていて、前回は「レブライト」を融合させた「580」をコラボレーションしたので、今回は同様に「レブライト」を融合させた「996」っていうのはどうですか?っていうのをニューバランスチームと相談して決めました。

--ちなみに、そのとき「996」が気になっていた理由はあるんですか?

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下野宏明(以下下野/敬称略): なんでしょう...、当時自分のしたかった格好に合うのが「996」だったんだと思います。

--では、「996」でコラボレーションモデルを作成するに当たって、どんな風にデザインを進めていきましたか? ソースになったものなどありましたら教えていただけますか?

下野: ニューバランスとコラボレーションするときに必ず意識するのが「高級感」なんです。僕の中では、ニューバランスは高級感があるスニーカーっていうイメージがつねにありまして。こういう風に、クラシックで定番的なモデルで高級感があるスニーカーって他のブランドにはなかなか見られなかったり、コラボレーションでも作りにくかったりするんですが、ニューバランスだとしっくりとハマるなって。そんな高級なイメージを持ったまま、革などの素材選びなどに取り組んでいきました。

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--このカラーリングには何か理由がありますか?

下野: 最近は自分的にブラウン ブームで、茶色の服を着る機会が多くて、そんな服装に合うスニーカーが作りたいなって。黒×オレンジなんてアイデアも出たりしましたが、結果茶色に。それで好きな茶色を選んでいったら、こんな色味に辿り着きました。

--国井さん的なアドバイスって、ありましたか?

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国井: まず、キックオフのときにイメージの共有をして、下野くんにデザインに取り掛かって頂いて、素材選びなどは僕から提案させて貰うという流れが基本なんですが、今回も落とし込みたい雰囲気は一発で理解できました。でも、実はこの最終に至るまでに全然違うデザインも多々試していまして、例えばワニ革っぽい型押しの革を選んでみたりもしたんですが...、今回はラグジュアリーというよりはプレミアム感を出したかったので、高級感を出すのには表現がストレート過ぎちゃって、逆にチープに見えて辞めてみたり。そんな紆余曲折を繰り返す中で、ニューバランスのインラインでは使わないような高級なレザーを使うことによって意図していた高級感を醸し出すことが出来たので、この最終形態に落ち着いた感じですかね。

あとは、WHIZとミタスニーカーズのコラボレーションモデルの第1弾をいまだに愛用してくださっている方も意外に多くて、経年変化を楽しんで貰えたりしている姿を見ると、瞬発的な盛り上がりも重要ではありますが、長年履いてもらえるニューバランスっていうのをWHIZとミタスニーカーズなりに提案するのが良いなと。

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下野: このレザーは履きこむと傷とかがイイ感じに付いてきそうで、味の出方は楽しみですね。

--高級な革選びをしたと仰いましたが、価格的なハードルは上がりませんでした?

国井: 今回は17,800円+Taxなので、上手く収まっていると思います。ニューバランスで高級と言うと、MADE IN USAとか、MADE IN ENGLANDってなりがちですが、アジア製で作りながらも革など素材に高級感を出し、「レブライト」といった機能的な側面を融合させた、"高級でいてハイブリッド"という今後ニューバランスが目指していくアイデンティティにもマッチしていると思っています。

--ちなみに、下野さんは今までの人生でたくさんのスニーカーを履いてきていると思うんですが、その中で最も履いたニューバランスのモデルって何ですか?

下野: 「1300」ですね。「1300」は今まで履いたスニーカーの中でも特に履いたモデルです。オッシュマンズで「1300CL」に出会って、あのどんな服にでも合うグレーのカラーリングに惚れて履いて、その後は復刻のたびに足を通してきてますね。

国井: ニューバランスとトリプルコラボレーションのきっかけは、昔のWHIZのルックにニューバランスの「1300」がすごく使われていたのも大きいと思います。ニューバランス的にも「WHIZと1300」という結びつきを感じてくれていたので、話が進むのも早かったんです。

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下野: 当時ニューバランスのクラシックを履いてる人ってそんなに多くなかった気がします。だから、逆に選んで履いていましたし。

--そうですね。ここまで浸透していませんでしたし、一部の人しか履いていなかったと思います。ところで、最初この"N"マークに抵抗は感じませんでしたか?

下野: むしろ、この"N"マークに憧れていました。僕が中学校の頃、チーマーの先輩たちはみんなこの"N"マークのスニーカーを履いていて、その姿に憧れていたので。

--下野さん世代にとっての原風景ですね。「渋カジ」のお洒落で怖い先輩は、ニューバランスかエンジニアブーツを履いていましたよね。

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国井: 別注とかコラボレーションをする際って、企業ロゴを消したり、隠す方向に持っていくデザインが多いと思うんですが、WHIZと下野くんは、"N"マークのリフレクターをしっかり残したり、ヒールのNBマークも黒で目立ったままにさせていたり。ここまでママで残せるコラボレーションを実践してるって、相当珍しいんです。ただ、今の話を聞くと原体験がきちんとあって、ブランドに対するリスペクトも感じさせますよね。

--ちゃんとコラボレーションをしている気概は感じます。その意思が消費者にも伝わっていくのはとても理想的、今後も期待しています。今日はありがとうございました。

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重厚で品格の漂うプレミアムレザー、ピッグ スキンスウェード、コットンキャンバスを採用し、ラグジュアリーな雰囲気を演出しながら、着用を重ねること生まれる"経年変化"も楽しめる「MRL996」。これまで同様、レーザーエッジング による星型のベンチレーションホール(通気穴)、アンダーレイ ヤーのリフレクターも継承し、ニューバランスが持つフィロソフィを反映させながら、「東京」のライフスタイルをベースにした新たな解釈で再構築を実現。また、今回シュータンに刺繍された「996」のフォントにはWHIZ LIMITEDのオリジナルフォントを採用。さらにインソールには、new balance、WHIZ LIMITED、mita sneakersのロゴもプリント、同様のロゴが落とし込まれたオリジナルシューズバッグも付属されます。
MRL996 "WHIZ LIMITED x mita sneakers" ¥17,800(税抜) 2015年12月23日(水)発売

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LUMP TOKYO
03-5785-2644
www.whiz.jp
mita sneakers
03-3832-8346
www.mita-sneakers.co.jp

Contribution_Yasuharu Imai
Edit_Ryutaro Yanaka
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