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須藤由美(BEAMS BOY ディレクター)

「実は一番よく使っているグレゴリーのアイテムって、ポーチなんです。目薬とかの日用品を入れて使ってるんですけど、小さいけど収納力もあって秀逸なんですよ。Wジップになってたり、レザーの取っ手がついていたり。ピンクと黒の2色持ってるんですけど、現行品なのかも分からないし、モデル名も思い出せないんですが…。10年近く使ってますね。今日持っている「DAY AND A HALF PACK」を買ったのは、おそらくシルバータグになったばかりの時ですね。たしか96年頃なので、ちょうど20年くらい前に買ったことになりますね」

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メンズの洋服のテイストを取り入れながらも、女性らしさもしっかりと残したバランス感が魅力の「ビームス ボーイ」。同レーベルのディレクターを務める須藤さんにとってこの「グレゴリー」の「DAY AND A HALF PACK」は、とても大切な思い出を共にしたものなのだという。

「実は久しぶりに背負うんだなっていうのを、この航空会社のタグを見て思いました(笑)。いつのタグだろうって最初はなかなか思い出せなかったんですけど、新婚旅行でLAに行った時のだ! って。そしたらなんかもったいなくてタグを取れなくて、付けっ放しで来たんですよね(笑)。久しぶりに背負いましたけど、感動しちゃいました。気持ち良いんです、背負い心地が。私、身体つきが華奢なので、肩幅も狭くてリュックが合わないことが多いんですよ。だからリュック自体を持つ機会もあまりなかったんですね。これって女性の方にとっては悩みのタネになりやすいと思うんですけど。でも私は、このバッグと出会ったおかげで、リュックの素晴らしさに気付けたんです」

須藤さんが〈グレゴリー〉というブランドを、ファッション的な魅力だけではなく、ギアとして真に魅力のあるアイテムだということを認識するに至ったのには、当時旅行用のバッグを探していた須藤さんに、しっかりと接客をしてくれたアウトドアギア専門店の店員さんの存在が大きいのだという。

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「その店員の方が山の道のプロみたいな年配の方で、隈なく用途を聞いてくださって。それまでってカバンはあくまでファッションアイテムで、買うときの決め手も基本的にはデザインだったんですよ。けど、このリュックに関しては、アイテムのスペックをきちんと説明してもらった上で、手に取ったんです。当時って、今で言うところの山ガールみたいなスタイルのトレンドもあったので、グレゴリーはファッションとしても当然イケてたと思うんです。けど、私にとってはギアとしてというか、背負い心地の良さっていう部分に対しての感動が強いアイテムだったんです。実はこの冬、〈グレゴリー〉が40周年を迎えるにあたってビームス ボーイでも別注をさせてもらう機会を頂いて。グレゴリーの素晴らしさは自分で実証済みなので、バイヤーから話を聞いてすぐにやりましょうって(笑)。 ファッションと機能、両方欲しいって言うようなお客様の為に、今回は「SUNNY DAY」という小さめのバックパックをベースに作っています。女性のコーディネートにも、実用性的にもちょうど良いかなと思うので、まだアウトドアとかそういうフィールドの入り口に立っているような若い女の子にも試してもらいたいですね」

今から注目が集まる「ビームス ボーイ」の別注「SUNNY DAY」の発売は来年1月上旬発売予定! 女性だけでなく、男性にとっても見逃せないアイテムになること間違いなし。続報を待て!

須藤さんがバトンを回すのは、「ピルグリム サーフ+サプライ」のウィメンズ ディレクターを務める森田麻衣子さん。乞うご期待!

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バッグ : グレゴリー(私物)
シャツ:ビームス ボーイ(私物)
パンツ:古着(私物)
シューズ:バンズ(私物)
時計:エンジニアド ガーメンツ×タイメックス×ビームス ボーイ(私物)

Photo_Tatsunari Kawazu
Edit & Text_Maruro Yamashita

問い合わせ先

グレゴリー/サムソナイト・カスタマーセンター
電話: 0800-12-36910(フリーコール)
※月曜日~金曜日の10:00~17:00受付(土日祝日・年末年始は除く)
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