アメリカンスタイルをベースにラギッドなファッション&ライフスタイルを志向する男性向け雑誌『Free & Easy』のエディターを務める石井さん。カジュアルからトラッドなスタイルまで、多彩なソースをしっかりと消化しながら、オリジナルでフレッシュなスタイリングを披露してくれる彼にとって〈グレゴリー〉は思い出の一品なのだそう。
「中学生の頃にアメリカ物のヴィンテージが流行っていて、僕もその流行に乗っかっていた流れでグレゴリーと出会いました。バックパックのリーディングカンパニーとしてトップにいたグレゴリーは憧れの対象で、お年玉で当時の現行の”DAY PACK”を買ったのが最初です。その後に、”TAILMATE”を買って、”茶タグ”や”白タグ”といった古い物をフリマや古着屋で探しては買っていました。今でもグレゴリーに対しては特別な思いがあります」。
職業柄、荷物が多くなりがちな石井さんにとって、バッグはタフで大容量であることが最低条件。この日の” DAY & A HALF”は、その名の通り1日半分の荷物を収納できる大きめのサイズ感と、どんどん荷物を放り込んでもヘコたれないところが魅力。そして、両手がフリーになるバックパックは、取材時にメモをとるのにも便利で、まさに編集者向けのアイテムだ。
「いわゆるオンスタイルではないんですが、普段からジャケット着用は心がけています。素材やディテールのテイストに気を配ることで、ジャケットスタイルでもバックパックは難なく合わせられますよね。これは今シーズンの新色だったのですが、トラッドからカジュアル、端正でありながらスポーティと、幅広いスタイルにフィットするネイビーのカラーリングが気に入りました。挿し色に発色の良いピンクが加わることでアウトドア然とした佇まいになります。こういった”ならでは”の色に面白さを感じます」。
そして石井さんがバトンを回すのは、日本のヴィンテージ業界を牽引するバイヤーのひとりである栗原道彦さん。乞うご期待。
バッグ:グレゴリー ”DAY & A HALF”
ジャケット:ザ ラギッド ミュージアム
カットソー:キャプテン サンシャイン
インナーのタンクトップ:ミラー
パンツ:リーバイス®
シューズ:アレン エドモンズ
ネックレス:ナバホ
ビーズネックレス:不明
バングル:ゴローズ、ナバホ
リング:コディ サンダーソン
時計:ロレックス
メガネ:ヒムカシ眼鏡
※すべて本人私物
photo_Shunsuke Shiga
edit & text_Maruro Yamashita