今年で40周年を迎え、益々日本のファッション業界を盛り上げている「ビームス」。その中でも、他のセレクトショップとは一線を画すセクションが「ビームス ゴルフ」だ。ビームスが築き上げてきたファッションスタイルをゴルフの世界に持ち込み、従来のゴルフウェアには無いカジュアルさを持った「ビームス ゴルフ」。同セクションのディレクターである西脇哲さんは、古着をこよなく愛する人物で、前回登場して頂いた宇野薫さんと共に、今でも年に10回くらいはフリーマーケットを開催しているのだとか。
「このDUFFLE BAG(ダッフルバッグ)は15年くらい前に古着屋で購入したんですけど、最近だとフリーマーケットに参加するときによく使っています。持っていると、お客さんたちが凄い集まりやすいんですよね、あいつ良いもの持ってるんじゃないか? って雰囲気が出て(笑) 。特にこういう発色の良いナイロンの生地だと尚更なんだと思います。自分は古着が好きなんですけど、これに普通にデニムを合わせる、アメカジの格好はほとんどやりません。今だったら、街でも着れるゴルフウェアを取り入れたり、古着でもあまりアメカジっぽくない古着に合わせてた方が良いかなって思うんです」
西脇さんが「ビームス」に入社したのは今から20年前。当時のスタッフの間では、アウトドアブランドのバックパックが必須アイテムだったそうで、なかでも「グレゴリー」は別格の存在感で、アウトドアブランドのバッグ = グレゴリーというようなイメージだったそう。
「多分、アウトドアのギアをファッションに取り入れたっていうのは、ビームスが初めてだと思うんですけど、当時の自分たちには、アウトドアブランドのリュックは必需品だったんですよ。その中でも、グレゴリーは作りも何もかもブランドとしてひとつ格上ってイメージでしたね。アウトドアブランドのアイテムが当たり前になったように、自分がやっているビームス ゴルフのアイテムも、普通のファッションに取り入れて貰えるようになりたいんです。うちで扱っているナイキ ゴルフでも面白いアイテムが増えてきているので」
西脇さんがバトンを回すのは、「ビームス ボーイ」のバイヤーを務める増子雄一郎さん。乞うご期待!
バッグ : グレゴリー(私物)
トップス : 古着(私物)
パンツ:ビームス(私物)
キャップ:ナイキ ゴルフ(私物)
腕時計:UCS × カシオ × フラグメントデザイン(私物)
シューズ : ナイキ ゴルフ(私物)
Photo_Tatsunari Kawazu
Edit & Text_Maruro Yamashita