「実家が田舎の方で、本当に田んぼの真ん中みたいな場所で育ったんです。で、ちょうど20年くらい前、大学入学の際に上京して来たんです。その当時のおしゃれアイテムとして、都会の人間になめられないようにという気持ちで買ったのが、このグレゴリーのDAY PACKですね(笑)。他にもTAILMATEやQUICK POCKET(クイックポケット)など、当時流行っていたグレゴリーの他のアイテムも持っていたんですけど、圧倒的にDAY PACKを使う機会が多かったですね。基本的に荷物が多いタイプなので、使い勝手が本当に良いんですよ、雑に扱っても全然大丈夫だし」
現在、メンズ、レディース問わずファッションフォトグラフィーのフィールドで活躍している大辻さんが、20年来に渡って愛用しているのが、この〈グレゴリー〉の「DAY PACK」。このバッグを購入した約20年前というと、ちょうどアメカジブームが落ち着いて、徐々に日本のストリートから生まれたブランドが人気を博して来た頃。とはいえ、街中や大辻さんの周りでの〈グレゴリー〉のシェアは非常に高かったという。
「当時、友人たちと遊びに行ったりした時に、みんなバッグがグレゴリーだったんですよね。でも、黒とかワントーンのモデルを使ってる人が多くて。当時ってハイテクスニーカーブームで、足元に色を持ってくる人が多かったというのもあると思うんでけど。自分は当時からローテクのスニーカーを履くことが多かったので、この派手なカラーリングが目立って良いなと思ったんです。このリュックを持つときは、今日みたいに黒や白のモノトーンコーディネイトをよくしていましたね」
「もちろん、このリュックの見た目に惹かれて購入したというのもあるんですけど、Made in USAという部分が、当時の自分にとってはさらに響きましたね。Made in USAのタグだけでテンションが上がるのと同じくらい。高校生の時に初めてサンタモニカに行ってからLAが大好きになって、大学に入ってからも留学したりしたのですが、その時もこのリュックを使っていました。アメリカ人からもこのカバン良いね! って言われて嬉しかったですね」
大辻さんがバトンを回すのは、ルートのPRを務める平沼久幸さん。乞うご期待!
バッグ : グレゴリー(私物)
トップス : ID デイリーウェア(私物)
インナー:エフィレボル(私物)
パンツ:エフィレボル(私物)
キャップ:マウンテンリサーチ(私物)
腕時計:ニクソン(私物)
メガネ:正義(私物)
シューズ : アディダス(私物)
Photo_Tatsunari Kawazu
Edit & Text_Maruro Yamashita