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阿久津誠治(エフィレボル)

強いオリジナリティと遊び心を持ちながら、様々なタイプのベーシックさを織り交ぜたコレクションをメンズ、レディースで展開する〈エフィレボル〉。先日、そんな同ブランドのデザイナーを2016年秋冬シーズンで退任することを発表し、シーンを賑わせた阿久津さん。〈グレゴリー〉のアイテムとも当然相性の良い〈エフィレボル〉だが、阿久津さんは前職である某セレクトショップ勤務時代に、実際に〈グレゴリー〉の商品を取り扱っていたのだという。

「グレゴリーとの出会いは、アメカジブーム全盛の古着屋なんですが、その頃は正直あまり意識していなかったですね。で、15年くらい前に働いていたセレクトショップでグレゴリーをたくさん扱っていたんです。当時は販売とサブバイヤーをやっていたので、そこでグレゴリーの歴史やどういうブランドなのかを教わりました。最初に購入したのは、確か普通のデイパックみたいなやつで、モデル名までは覚えていないんですけど。いわゆる定番のものでした。その後も、仕事上ってこともあってちょこちょこ購入していましたね」

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そして、阿久津さんが取材当日にベルトループに付けていた「クイックポケット(QUICK POCKET)」も当時購入したアイテムだという。きっとある一定以上の年代の方には懐かしさを感じるアイテムではないだろうか。90年代後半にはスキニーパンツにメンズの大きめのTシャツ、そして「QUICK POCKET」を斜め掛けしたスタイルの女子を、街中やAIRJAMなどのフェス会場でよく見かけたはずだ。

「このポーチは、ゴブラン織りっぽいビジュアルと色目の出かたが気に入って購入したんです。でも、この柄って当時は女子にウケていたんですよ。それを敢えて当時の僕は選んだんですよね。今さら恥ずかしいですけど(笑)。昔は斜めがけが出来るストラップが付いていて、それもダサ格好良かったんですけどね、幼稚園生のポシェットみたいな雰囲気が可愛くて。でももう無くなってしまいました(笑)。グレゴリーって山系のブランドの中でも、時代に合わせたポップネスがあるブランドだと思うんです。このポーチみたいな柄だったり、その時々で限定のファブリックを落とし込んだりしているところに惹かれます」

阿久津さんがバトンを回すのは、カメラマンの大辻隆広さん。乞うご期待!

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バッグ : グレゴリー(私物)
ウェスタンシャツ : リーバイス®(私物)
インナーのシャツ:ナーディーズ(私物)
パンツ:ナーディーズ(私物)
バンダナ:古着(私物)
腕時計:アンティークのオメガ(私物)
シューズ : ビルケンシュトック(私物)

Photo_Yuichi Akagi
Edit & Text_Maruro Yamashita

問い合わせ先

グレゴリー/サムソナイト・カスタマーセンター
電話: 0800-12-36910(フリーコール)
※月曜日~金曜日の10:00~17:00受付(土日祝日・年末年始は除く)
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