レディース媒体をはじめ、広告やカタログなどを中心に活躍するスタイリストの川上薫さん。昔からリュックに慣れ親しんでいるという彼女が愛用する〈グレゴリー〉は「EASY DAY」。それも最近になって昔使っていたものを買い直したという愛着の深さだ。
「もともとリュック族で、仕事でもオフでも常にリュックなんです。今もいくつか持っているんですけど、ちょうどずっと使っていたパープルのリュックが壊れちゃったタイミングで買い直しました。パープルといえばこれがあったなって思い出したんです。このモデルは学生のときからずっと使っていて、色味も良く、シンプルなのに容量が入るところが気に入っています。でも、内側が経年変化で腐敗してきてしまって…。それで同じモデルを探して買いました。グレゴリーは、シンプルであまり手を加えていないような雰囲気が好きですね」
昔から変わらず、メンズライクな服装を好んで着ているという川上さんが〈グレゴリー〉のアイテムを好むようになったきっかけは音楽。アメカジブームがひと段落してきた90年代後半に学生時代を過ごした川上さんにとって、〈グレゴリー〉は単なるアウトドアブランドではなく、どこかにカルチャーの雰囲気を感じさせるブランドだったという。
「高校生の時にオルタナティヴにハマったんです、プライマル・スクリーム、レディオ・ヘッド、ビョークからマニアックなものまで。音楽には結構影響を受けていて、アーティストの格好みたいな、わりとラフな感じに。元々古着が大好きなので、古着と合わせても馴染む感じというか、気張ってない雰囲気が好きなんです。グレゴリーの小さなポーチも当時使ってましたよ! 黒と白のチェックみたいな定番柄の。あれでフェスとかライブに行くのが、わりと日課だった気がします。エアジャムとか。世代ですね(笑)」
川上さんがバトンを回すのは、 THE NERDYSの阿久津誠治さん。乞うご期待!
バッグ : グレゴリー「EASY DAY」(私物)
カットソー : 古着(私物)
パンツ:ニードルズ(私物)
シューズ : エイティーズ(私物)
Photo_Tatsunari Kawazu
Edit & Text_Maruro Yamashita