モノ系雑誌全般において、アウトドア方面の企画や特集を数多くこなし、ファッション的側面から離れた本格的な山登り媒体でも活躍するスタイリストの近澤一雅さんは、まさにアウトドア業界に関するスペシャリストだ。
「アウトドアをメインに仕事をしだして10年くらいですかね。仕事以外だったらデイハイクとかは行くんですが、キャンプは行かないです。仕事ではもちろん行きますけど、実はあんまり好きじゃないんです(笑)。テントも背負って行くときに使うような大型のバックパックはちょうど昨年〈グレゴリー〉に買い換えたんですよ。BALTORO 65っていうモデルで、普段使いなら今日背負っているMUIR 24が多いですね。これはもう廃盤になっているんですけど、3〜4年前に購入して今でもずっと愛用しています。今日はコーディネートの配色を合わせてみました」
根っからのモノ好きだという近澤さんは、職業的好奇心も兼ねて、常に〈グレゴリー〉 の新作をチェックしているのだとか。それも、通常のカジュアルラインではなく、本格的なテクニカルラインのアイテムが多いのだそう。
「とはいえ、昔はDAY PACKをずっと使ってましたよ。やっぱり入り口はそこなんです。どうしてグレゴリーだったんだろうって考えると、やはり先入観が強いのかもしれません。なんといっても、バックパック界のロールスロイスですからね。実際に使ってみて、期待を裏切られることもないですし。最近は新作も含めていろんなモデルをチェックしていますが、特にダッフルバッグのシリーズに注目しています。とても使い勝手が良いんですよね。折り畳んで小さくなるし、ベースとして車に置いておいても良いし、旅行にも使えるし。あとは、どのモデルにも共通することですが、やっぱりタフさが良いですね。一度も壊れたことないですから!」
近澤さんがバトンを回すのは、フォトグラファーの逢坂聡さん。乞うご期待!
バッグ : グレゴリー「MUIR 24」(私物)
トップス : オーシバル(私物)
パンツ:ピーク・パフォーマンス(私物)
シューズ : クラークス(私物)
キャップ:パタゴニア(私物)
サングラス:オークリー(私物)
時計:スント(私物)
Photo_Tatsunari Kawazu
Edit & Text_Maruro Yamashita