interview25tittle
spinterview25tittle
gregory17031401

柴﨑智典(BEAMS Buyer)

前回の松下さんに引き続き、昨年の秋冬にリリースされた〈ビームス プラス〉と〈グレゴリー〉のコラボレーションによる、コヨーテカラーシリーズの「TAILMATE」を紹介してくれるのは、ビームスのシューズ、バッグのバイイングを担当している柴﨑智典さん。昨シーズン大ヒットを記録した同シリーズのプランナーでもある柴崎さん。実際、どのようにしてこの大ヒットアイテムは生まれたのだろうか。

「企画がはじまったのは昨年の春夏くらいで、その頃からミリタリーテイストのものがなんとなくフォーカスされはじめていて。ビームスのカジュアルとしてはすごく得意な分野なので、より強く打ち出していこうという流れがちょっとずつ来ていた時期でもありました。ただ、いわゆるミリタリー=カモフラではないという温度感も分かっていたので、表現するのであればソリッドカラーがいいなと。なかでもオリーブは普遍的な人気カラーですけど、意外と避けられてきたコヨーテカラーを取り込む人が海外を含めちょっとずつ出てきていたので、これはイケるんじゃない? っていう後押しもありましたね。あと、なぜ〈ビームス プラス〉で企画したかというと、”SPEAR”っていうシリーズが〈グレゴリー〉の中にあったのですが、それをビームスで最初に扱ったのが〈ビームス プラス〉だったんです。なので、そういう整合性もあり〈ビームス プラス〉というレーベルから発信するのが、いちばんコンセプトがはっきりするなということになりました。あとは、単純にビームスの社内に〈グレゴリー〉のファンが本当にたくさんいるというのもありますね」

そして、自分自身も10代の頃から〈グレゴリー〉のファンだったという柴﨑さん。当時からその普遍的な魅力に虜になっており、通称「茶タグ」と呼ばれる「TAILMATE」が、玄人向けの釣り道具屋さんで現行品として売れ残っているのを探しに行ったり、懐かしの赤と黄のコンビになった「DAYPACK」を愛用していたという。

「今になって、あらためてプロダクト自体のクオリティの高さを感じます。〈グレゴリー〉の最大の魅力は、ビームスの視点からいうと普遍的なところ。もちろん、前衛的にアプローチしているカテゴリーがあるのも重々理解しているんですが、代名詞的なものがあって、いつも変わらない良さがあるっていうのが素晴らしいと思います。あと、背負ったときに出てくる男の色気みたいなものは、本当にかっこいいですよね、DAYPACKもTAILMATEも。フォルムとボリューム感。本当に唯一無二の存在だと思います」

gregory17031402
gregory17031403

柴﨑さんがバトンを回すのは、〈グレゴリー〉のマーチャンダイザーである中島健次郎さん。乞うご期待!

gregory17031405

バッグ : グレゴリー × ビームス プラス「TAILMATE」(私物)
ジャケット : ニードルズ × ビームス(私物)
パーカ:ビームス(私物)
パンツ:ビームス プラス(私物)
スニーカー : コンバース(私物)
メガネ:モスコット(私物)

Photo_Tatsunari Kawazu
Edit & Text_Maruro Yamashita

問い合わせ先

グレゴリー/サムソナイト・カスタマーセンター
電話: 0800-12-36910(フリーコール)
※月曜日~金曜日の10:00~17:00受付(土日祝日・年末年始は除く)
gregory.jp