シンプルで力強い格好良さ、リアリティのある世界観を構築することにこだわり続けているスタイリスト、荒木大輔さん。そんな荒木さんにとってのカバン選びもまた、リアリティ、すなわち実用性という要素が重要となってくる。
「カバンに関してはでかいやつが好きですね。ちょっとした荷物を突っ込めるってところとか、雑誌とか写真集とか資料になるようなものもドバッと入れて持って行けるし。パンパンになるのが嫌なんで、小さいのはダメですね。こういうリュックも使うし、トートバッグ使うことも多いけど、なるべく大きめのが好きですね。今日背負ってるグレゴリーの”Compass 30”は、昨年手に入れたのかな。出たばっかりの頃から、このモデルが結構気になっていて。海外にちょっと行く時とか、サイズ感が凄く良いなと思ってて、やっとゲットしたっていう。この生地の柄ってグレゴリーの中では定番っぽさを感じる柄だけど、このデザインだと割とモダンに見えたんですよね。そこも結構気に入ってるポイントです。何がどう違うのか分からないんですけど、背負いやすいし、疲れにくいんですよ」
“渋カジ”大ブーム期に青春時代を過ごした荒木さん。〈グレゴリー〉との出会いもその頃に遡り、現在でもその関係性は持続中だ。
「高校生の頃は高くて買えなかったんだけど、専門学校入った後に超頑張って買ったんだよね。けど、”あー、現行品じゃんお前の。俺の旧ロゴだからさ”みたいな感じで先輩に言われたりしてね(笑)。アシスタントの時とかはグレゴリーのウェストポーチを撮影中に肩から下げて、ハサミとか必要なものを入れて、師匠に怒鳴られてましたね。最近だと、”Daypack”の新作のカーキとかボルドーのサンプルを見たんだけど、それがすごく良かった。新しいロゴのやつ。今はそれが気になってます」
荒木さんがバトンを回すのは、〈グレゴリー〉のPRを担当するムロフィスのディレクター、中室太輔さん。乞うご期待!
バッグ : グレゴリー「コンパス30」(私物)
コーチジャケット : フランク(私物)
ベスト : ディガウェル(私物)
ニットポロシャツ:ジョン・スメドレー
パンツ:サン・シー(私物)
スニーカー : アディダス(私物)
時計:カシオ(私物)
メガネ:アヤメ(私物)
Photo_Tatsunari Kawazu
Edit & Text_Maruro Yamashita